過去ログ - 【咲】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」小蒔「大台突入の10です!」【永水】
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967: ◆R5j2Ndo0Hc[sage saga]
2016/03/20(日) 13:50:01.52 ID:fiHzknlao

京太郎「(まぁ、正直、ヤのつく自営業さん達の屋敷にも見えるけれど)」

京太郎「(こうして看板が掛かっている以上、わっきゅんの実家はここなんだろう)」

「きええええええい!」

「しゃああああああ!!!」

京太郎「(…うん。なんか凄い声聞こえてくるしな)」

小さく見積もって俺の身長の二倍近くある門からは中の様子は伺えない。
だが、その向こうから聞こえてくる声は尋常ならざるものだった。
その一つ一つに怒気が混じっているようにも思える力強い声に、背筋に嫌な汗が浮かぶ。
……なにせ、これから俺が会うのはわっきゅんのお父さん ―― つまり熊殺しの異名を持つ生きた伝説なのだから。
こうして塀の向こうから聞こえてくる凄まじい声も、恐らく彼の門下生達なんだろう。

湧「かったキョンキョン、緊張しちょっ?」

京太郎「い、いや、緊張なんかしてねぇよ」

京太郎「なーに、ちょっと挨拶に来ただけなんだ」

京太郎「怖がったり緊張する理由なんてまったくないっての」

…ごめんなさい、本当はちょっとビビってます。
ある意味、熊殺しよりも恐ろしいかもしれない山田さんとは普通に話すし、鍛えてもらう事も出来ているけど…。
でも、それは山田さんが俺に対して敵意を持っていないどころか、好意 ―― 多分、きっと、変な意味ではないと信じたい ―― を持ってくれているからで。
わっきゅんから話を聞いている限り、彼女は両親から大分、溺愛されて育ったみたいだしなぁ。
致し方ない理由があるとは言え、わっきゅんとひとつ屋根の下で一緒に暮らしてる俺に対して、敵意を持っていてもおかしくはない。


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