過去ログ - 【咲】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」小蒔「大台突入の10です!」【永水】
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968: ◆R5j2Ndo0Hc[sage saga]
2016/03/20(日) 13:50:38.14 ID:fiHzknlao

京太郎「(…少なくとも、門の向こうからすっげぇ気迫が伝わってきてるんだよな)」

…それはさっきの声のようにハッキリとしたものじゃない。
刺激しているのも俺の鼓膜ではなく、第六感というオカルティックなものだった。
だが、気のせいだと一蹴するには、門の向こうから感じる気配は圧倒的過ぎる。
まるで向こうに敵意を持った猛獣が待ち構えているようなそれは俺の生存本能をビリビリと震わせていた。
一歩でも踏み込めば、命を落とす事も覚悟しなければいけないのだとそう訴えかけるようなそれに思わず頬が引きつるのが分かる。

湧「だいじょっだよ。もしもの時はあちきが守ってあぐっから」

京太郎「も、もしもの時って…」

湧「聞こごたっ?」

京太郎「…ううん。やめておくわ」

下手にここで踏み込んでしまったら、足が竦んで動けなくなってしまうかもしれない。
既に緊張を見抜かれているとは言え、これ以上、格好悪いところを見せるのはちょっとな…。
そもそも、さっき俺が思い浮かべたのは、あくまでも想像なんだ。
一度、会いたいと言ったのはあっちの方なんだから、思いの外、フレンドリーに接してくれるかもしれない。
こうして門の向こうから伝わってくるのも、会いたい気持ちが暴走しすぎた結果だとそう思うべきだろう。
…………そうしないと本能に負けて、足が前に進むのを拒否しそうだしな。


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