過去ログ - 【咲】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」小蒔「大台突入の10です!」【永水】
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983: ◆R5j2Ndo0Hc[sage saga]
2016/03/20(日) 13:59:31.66 ID:fiHzknlao

京太郎「…蝋燭、お願いします」

「…………おう」スッ

構えながら、呼吸を整える俺の前で再び蝋燭に火が灯される。
瞬間、風に撫でられ、ゆらゆらと揺れる灯火に俺は全神経を集中させた。
発動させるのは勿論、和の能力。
限界ギリギリまで研ぎ澄まされた集中力によって、自身のやるべき事以外を脳から排除した。
自然、余裕が出来た脳の中に、幾度となくさっきのわっきゅんを思い描く。
その一挙一動全てを復習するように再生した俺は、少しずつそれを自分の身体と重ねて。

京太郎「疾っっっっっっ!!!!!」      ズドンッ

フッ

―― それが完全に重なった瞬間、繰り出した拳はわっきゅんと同等の衝撃を生み出した。

本来、あり得ざる無数の加速。
その身体を蠢くエネルギーを一本の線に纏め、拳の先に集中させたそれは、俺に音の壁を突き破らせてくれたらしい。
まるでコンクリートを叩くような音と感触が手に伝わった瞬間、衝撃が蝋燭へと流れていくのが分かる。
結果、さっき着けられたばかりの蝋燭はフッと消え、再び沈黙へと戻った。
丁度、風が止み、灯火が止まったところを狙ったし、幾ら親馬鹿のわっきゅんパパでもこれで文句は言えないはず…。



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