過去ログ - 提督「不幸な男女と」
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44: ◆c4DUj3OH/.[sage]
2016/03/26(土) 12:07:43.19 ID:T6FQcsL2O
比叡「今回は、司令が好きなものだけじゃなく、司令を好きなものも入れて見たんですよ。やっぱりその方が美味しいかなって」


そうか。
どうやら比叡も成長していたようだ。
好きな物を何でもかんでも入れればいいというものではない。
合う合わないというのは、ある。
そこまで考えられるようになっていたか。
ん?
いや、待て。
何かがおかしい。
俺が好きなものはいい。
だが、俺を好きなものとはどういうことだ?


比叡「司令、お代わり、いります?」

提督「ん? あ、ああ。頼めるか?」

比叡「はい!」


比叡が嬉しそうな顔で、カレーをよそっている。


提督「ところで比叡。このカレーはどれくらい作ったんだ?」

比叡「えへへ、実は、気合い! 入れて! 作りすぎちゃいまして……」


どうやら、かなりの量を作ったらしい。
まぁ、1日2日寝かしたカレーは美味い。
この味ならば、しばらく続いても問題あるまい。
銀のスプーンが食器に当たる音が響く。
夜の静かな鎮守府。
実に静かだ。
いや、静か過ぎる。
今は、夜の10時45分。
いつもの10時と言えば、川内が「夜戦」と騒ぎ出す時間である。
さながらこの鎮守府の時報と言ってもいい。
1日も休むことなく、適当な駆逐艦を起こして、執務室に出撃の意見具申をしに来る川内が今日は来ていない。
遠征にでも出していたか?
いや、そんな覚えは無い。
となると、風邪でもひいたか?


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