46: ◆c4DUj3OH/.[sage]
2016/03/26(土) 12:09:17.57 ID:T6FQcsL2O
401「私、もう帰ってもいいかな。ね、イク?」
19「イクも、もう帰りたいのね」
提督「いやいやいや。お前ら、大鯨に恩返しをしたいとは思わないのか? まさか薄情か?」
401「恩返しはしたいとは思うけど……」
19「その方法が問題なのね」
提督「さっきから言ってる通り、大鯨が潜水母艦のまま強くなるには、百合になるのが1番だ!」
19「だからそれが、意味不明なのね」
提督「百合と言っても、もちろん花の百合じゃないぞ」
401「それはわかってるけど……」
提督「ここで言う百合というのは、女の子同士がいちゃいちゃすることだ!」
19「秋雲あたりから怒られそうなくらい雑な説明なのね……」
401「それで、どうしてそれが強化につながるんですか?」
提督「理屈は簡単だ」
401「簡単、ですか?」
19「シオイ、提督の話は聞くだけ無駄だと思うのね」
提督「大井、北上を見てみろ」
401「大井さんと北上さん?」
提督「そうだ。あの2人はレズだ」
19「まぁ、大井さんが一方的に迫っているような気がするけど、それを嫌がっていないところを見ると……。大人の世界は難しいのね」
提督「そして、重雷装巡洋艦として様々な作戦に参加。赫赫たる戦果を挙げている。つまり!」
401「つまり?」
提督「レズ=強い。という等式が成り立つ!」
19「は?」
提督「他にも、扶桑姉妹。そして、アニメでは様々な相手と浮名を流した吹雪。その吹雪と一時話題になった睦月はその後改二に。さらに、睦月との間で話題に上った如月も改二になった。まぁ、数え上げればキリがないほどだが、これだけの例があるのだ」
19「シオイ、天気も良いからお散歩でも行くの」
401「あっ、いいねいいね。運河とか。運河とか行ってみたいね。ね?」
提督「つまり、大鯨も誰かと百合百合すれば、さらなる強化が見込めるのではないかと俺は思ったわけだ」
19「運河だとまた水の中になっちゃうの。たまには水の中じゃないところがいいのね」
提督「そこでお前たちに頼みがある」
401「じゃあ、街にお買い物に行こ」
19「賛成なのね」
401「せっかくだから、潜水艦のみんなで行こっか」
19「大鯨も誘ってみんなで行くの!」
401「よぉーし! 潜っちゃうよ!」
19「だから今日は、潜るのは無しなのね」
401「えへへ。でも、みんなでお出かけなんて楽しみだよね!」
19「さ、シオイ。さっさと行くの!」
401「うん!」
提督「頼みというのは、大鯨に抱きついたり、大鯨の脱いだ服の匂いを嗅ぎながら、大鯨のことを思ったり……って、また誰もいない……」
「潜水艦隊の憂鬱」その2 完
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