過去ログ - 晶葉「機械に生を与える」泰葉「そんな年末」
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◆foQczOBlAI
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2015/12/31(木) 16:57:14.02 ID:30gh8i/A0
そろそろ一年が終わりますね。私も今日で今年の分の仕事は終わりました。
年末年始は実家に戻るので事務所にいって挨拶しましょう。
「ただいま戻りました」
「おお、泰葉か。おかえり、待っていたよ」
くるり、白衣をなびかせながらこちらを向きます。
Pさんが外に出ているときはそこが彼女の特等席です。
「どうしたのですか晶葉ちゃん」
彼女は満面の笑みで私を迎えてくれました。そういえば前にもこんなことがあったな。
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2
:
◆foQczOBlAI
[saga]
2015/12/31(木) 16:57:54.98 ID:30gh8i/A0
「これを見てくれ」
「あ、完成したんですね」
以下略
3
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◆foQczOBlAI
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2015/12/31(木) 17:00:51.20 ID:30gh8i/A0
「いや、まだ完成はしてないんだ。そこで泰葉にお願いがある」
「なにをすればいいんですか」
「そんな身構えなくていい、簡単なことだ。このネジ、代わりに回してくれ」
以下略
4
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◆foQczOBlAI
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2015/12/31(木) 17:01:53.85 ID:30gh8i/A0
そう言って晶葉ちゃんは私から目を逸らして頬を軽く掻きました。
もう顔は少しどころではなく真っ赤です。こういうところは年相応なんだよね。可愛いな。
晶葉ちゃんの話を聞いて、私のドライバーをもつ手にも力が入ります。
以下略
5
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◆foQczOBlAI
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2015/12/31(木) 17:02:30.31 ID:30gh8i/A0
晶葉ちゃんはやっぱり凄いな。せめてココアでもいれてねぎらってあげないと。
ココアを持っていくと晶葉ちゃんはPさんの椅子からテーブルのあるソファに移動していました。
以下略
6
:
◆foQczOBlAI
[saga]
2015/12/31(木) 17:03:38.72 ID:30gh8i/A0
「今年も色々ありましたね」
「そうだな」
「私の最初の仕事はかくし芸でしたね」
以下略
7
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◆foQczOBlAI
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2015/12/31(木) 17:04:32.87 ID:30gh8i/A0
「その次は晶葉ちゃんのファッションショーでしたよね」
「あれもいい経験になったな」
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8
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◆foQczOBlAI
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2015/12/31(木) 17:05:52.72 ID:30gh8i/A0
「そして最後は……泰葉のソロライブだな」
「はい、忙しかったけれど楽しかったです」
「すごく……すごくよかった。感動した。……ダメだな、私の語彙じゃ表現することが出来ない。今度頼子に習うかな」
以下略
9
:
◆foQczOBlAI
[saga]
2015/12/31(木) 17:06:29.75 ID:30gh8i/A0
ガチャリ、ドアが開いた音がします。ちひろさんが帰ってきたのでしょう。
「ごめんね晶葉ちゃん、遅くなっちゃって」
以下略
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