過去ログ - やすな「ロシアの殺し屋」ソーニャ「おそろしあ」
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74TK
◆7Yh0Xuci4Y
[saga]
2015/12/31(木) 18:23:21.27 ID:LCjunzyH0
では早速投下。
「距離1200……風の影響で少し左に逸れるかな?」
以下略
3
:
74TK
◆7Yh0Xuci4Y
[saga]
2015/12/31(木) 18:24:21.87 ID:LCjunzyH0
「……さてと、帰ろっかな」
私はさっさと帰り支度を始めた。ライフルを分解し、ケースに収納していく。
全て片付けると、私はスナイパーからあっという間に一般人へと姿を変える。
日常と非日常が織り交ざる、不思議な感覚。
以下略
4
:
74TK
◆7Yh0Xuci4Y
[saga]
2015/12/31(木) 18:24:59.14 ID:LCjunzyH0
その中を、私は人殺しの道具を隠し持って歩く。
このケースの中には、人間なんか簡単に吹っ飛ばせるような武器が入っている。
誰もそんなこと夢にも思わないだろう。私だって時々夢じゃないかと思うくらいだから。
でも、それは確かに存在しているのだ。
以下略
5
:
名無しNIPPER
2015/12/31(木) 18:25:50.59 ID:YFFSNuKiO
しえん
6
:
74TK
◆7Yh0Xuci4Y
[saga]
2015/12/31(木) 18:26:00.57 ID:LCjunzyH0
「うっ……ぐすっ……ソーニャちゃん……」
十年前のあの日。
私は部屋で膝を抱えて泣いていた。
以下略
7
:
74TK
◆7Yh0Xuci4Y
[saga]
2015/12/31(木) 18:27:06.62 ID:LCjunzyH0
私に関わるな。
ソーニャちゃんは最初、そう言っていた。
あぁ、そうか。
ソーニャちゃんは殺し屋で、私はただの何も知らない女子高生。
最初から、住む世界が違いすぎたのかな。
以下略
8
:
74TK
◆7Yh0Xuci4Y
[saga]
2015/12/31(木) 18:27:41.42 ID:LCjunzyH0
「ソーニャちゃんっ……!」
わからない。
私達が引き裂かれた本当の理由を知るには、私はあまりにも無力だった。
出来ることといえば、思い出を反芻して涙を流すことくらい。
以下略
9
:
74TK
◆7Yh0Xuci4Y
[saga]
2015/12/31(木) 18:28:32.28 ID:LCjunzyH0
>>5
どうもです!
その翌日。
以下略
10
:
74TK
◆7Yh0Xuci4Y
[saga]
2015/12/31(木) 18:29:01.64 ID:LCjunzyH0
私の家は、慌ただしく働く人達でいっぱいだった。
男の人達がベッド、机、本棚、家具のいっさいを運び出している。
私の思い出も、運びだされていく。
「で、でも転校の手続きとか……」
以下略
11
:
74TK
◆7Yh0Xuci4Y
[saga]
2015/12/31(木) 18:29:35.27 ID:LCjunzyH0
「……気持ちはわかる。けどな、今お前に必要なのはとにかく悪いことを忘れてゆっくりといつも通りに戻ることだ」
「……」
「気持ちが落ち着いて、もう大丈夫になったらまた戻ってくれば良い。それまでは俺達の家で過ごしなさい」
以下略
12
:
74TK
◆7Yh0Xuci4Y
[saga]
2015/12/31(木) 18:37:24.50 ID:LCjunzyH0
「こんなに広かったんだぁ……」
部屋に戻ると、本当に何も無くなっていた。
家具がなくなって、異常なまでに広く見える。
がらんとしてて、なんだか少しさびしいような。
以下略
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