171:愛宕姉妹は存在そのものが性的[saga]
2016/03/03(木) 20:40:32.04 ID:DZqLWh5x0
「最近ね、摩耶ちゃんにお願いされて料理教えてるの。今日のコレも手伝いはしたけど殆ど摩耶ちゃんが自分で作ったのよ」
「そうんなんだ…」
愛宕は喜びと戸惑いが入り混じったような目でまじまじとクッキーを見つめる。
「確かに、随分上達されましたね。最初は野菜を切るだけで絆創膏だらけだったのに」
「朝潮も知っていたの?」
「朝潮ちゃんも一緒にお料理教室してるのよ。ねー?」
「ねー」
「ねーって…」
提督と他の女を二人きりにするなど、朝潮が看過する訳も無いかと高雄は思ったが口にはしない。高雄は出来る女、賢い女なのだ。
「おしゃれに気を遣うようになって。お料理の練習も始める…」
「お洒落で家庭的な女性は今も昔も好まれると言いますね」
朝潮は提督の指先の匂いをたどり、彼が焼いたであろうクッキーを選び出す。
クッキー(提督製)ゆっくりと咀嚼しながら先月の月刊MEHYOにあった「男勝りな女の子の意外な家庭的な一面にイマドキの大和男児はドッキリ」という特集を思い浮かべる。
ギャップ萌えとはいつの時代も強いものだ。
「何だか寂しいわね。娘が巣立って行く気持ちってこういうものかしら」
「そんな、摩耶はまだ子供なんですよ。それを…」
「身体は十分ワガママバディですけれどもね」チッ
「舌打ち!?」
187Res/102.58 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。