過去ログ - 【モバマス】藍子「キスを、いつも、探してる」【百合】
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1
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◆K1k1KYRick
[saga]
2016/01/09(土) 22:20:16.53 ID:SAwc4l4eo
※本田未央と高森藍子の百合SSです。
※一応キス止まり
※大槻唯と相川千夏が既に出来ている設定
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2
:
以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[sage]
2016/01/09(土) 22:20:46.47 ID:SAwc4l4eo
「はぁ……はぁ……疲れたぁ……」
高森藍子はマスタートレーナーの課したロードワークを今しがたたっぷり受けたばかりだ。
散歩好きとはいえあまり肉体派という訳ではないので
以下略
3
:
◆K1k1KYRick
[saga]
2016/01/09(土) 22:21:29.25 ID:SAwc4l4eo
「未央ちゃん……本当に可愛いな」
藍子が呟いた。未央は女らしい体つきと明るく元気な見た目と性格。
パッショングループに多いムードメーカー的才能に満ち溢れている。
以下略
4
:
◆K1k1KYRick
[saga]
2016/01/09(土) 22:21:55.87 ID:SAwc4l4eo
「私、何しちゃってるんだろう……」
家に帰った藍子は、風呂に顔を半分潜らせて赤くなっていた。
口からぷくぷくと蟹のように泡を作りながら、一人で悶々と昼間の事を考えていた。
以下略
5
:
◆K1k1KYRick
[saga]
2016/01/09(土) 22:22:22.76 ID:SAwc4l4eo
「……あれって、やっぱりキスだよね……」
翌日、未央は事務所に向かう途中の電車内で
昨日から悶々と同じ事を繰り返し考えていた。
以下略
6
:
◆K1k1KYRick
[saga]
2016/01/09(土) 22:23:00.67 ID:SAwc4l4eo
ある日未央は城ヶ崎美嘉とのラジオ収録の後で
大槻唯、藤本里奈の二名に加えて藍子を誘ってカラオケ店に直行した。
藍子を未央が誘ったのは、あのキス疑惑の日以来
以下略
7
:
◆K1k1KYRick
[saga]
2016/01/09(土) 22:23:27.58 ID:SAwc4l4eo
「みかねぇ、最後で大丈夫? 王様のご指名、来ちゃうかもだよ?」
「大丈夫、大丈夫。ん……ほら、王様のストローが残ってたよ」
「マジポン?」
以下略
8
:
◆K1k1KYRick
[saga]
2016/01/09(土) 22:23:54.80 ID:SAwc4l4eo
「三番、毒茸伝説ーラウドボイスVer.ーを歌う!」
王様を当てた里奈は高らかに宣言した。
「えっ、私……三番!」
以下略
9
:
◆K1k1KYRick
[saga]
2016/01/09(土) 22:24:37.31 ID:SAwc4l4eo
「一番、二番と二人羽織でおでんを実食!」
藍子は王様に選ばれて最初無難な課題を出していたが
面白くないとリテイクを喰らい、この前難波笑美と上田鈴帆がやっていた
以下略
10
:
◆K1k1KYRick
[saga]
2016/01/09(土) 22:25:24.50 ID:SAwc4l4eo
「二番、指定したアメをセクシーに舐める!」
未央は王様のストローを握って高らかに上げた。
「あっ、二番ゆいだー。どんなアメ? アメならいっぱい持ってるけど?」
以下略
11
:
◆K1k1KYRick
[saga]
2016/01/09(土) 22:26:12.45 ID:SAwc4l4eo
「じゃあ最後! 三番と四番が幸せなキス!」
ラストキングに選ばれた美嘉が声高く命令した。
「あっ……アタシ四番だ」
以下略
12
:
◆K1k1KYRick
[saga]
2016/01/09(土) 22:26:59.37 ID:SAwc4l4eo
「んっ……んう……んん……」
もう離れようとした未央の腰に、藍子は両手を
そっと添えて自分から彼女の唇を吸い始めた。
以下略
13
:
◆K1k1KYRick
[saga]
2016/01/09(土) 22:27:26.76 ID:SAwc4l4eo
「べ、別にほっぺたでも良かったんだけど……?」
「あっ、そっ、そうか! そうだよね! アハハハハ……!」
「ミオっちあれそーとーガチ入ってたって〜藍子ちゃん、舌入れられたりしてなぁい?」
以下略
14
:
◆K1k1KYRick
[saga]
2016/01/09(土) 22:27:57.04 ID:SAwc4l4eo
藍子は電車の中で自らの唇を触る。
あの熱い口づけの温かみが、余韻としてまだそこに残っていた。
(未央ちゃんのキス……)
以下略
15
:
◆K1k1KYRick
[saga]
2016/01/09(土) 22:28:41.46 ID:SAwc4l4eo
「ああんっ! もぉ、どうしよう〜〜!」
家に帰った未央はベッドでじたばたと両手両足を動かして枕に顔を突っ伏していた。
今回の件は、寝ている自分にキスをした藍子へのお返しのつもりだった。
以下略
16
:
◆K1k1KYRick
[saga]
2016/01/09(土) 22:29:08.18 ID:SAwc4l4eo
「ちなったんとのキス?」
翌日、未央はたまたま控え室で一緒に休憩を取る事になった唯に、昨日の事を聞いてみた。
昨日の話ぶりだと、唯と千夏は相当進んでいるようだ。
以下略
17
:
◆K1k1KYRick
[saga]
2016/01/09(土) 22:29:46.76 ID:SAwc4l4eo
「うん、でもまだまだ未央ちゃんに対して遠慮してるかな。告白とかまだっしょ?
早くしてすっきりしちゃおうよ」
「でも……私たち女の子同士だし、将来とか……」
以下略
18
:
◆K1k1KYRick
[saga]
2016/01/09(土) 22:30:15.29 ID:SAwc4l4eo
「唯ちゃんとの……?」
「ええ……」
一方で藍子はラジオのゲストだった相川千夏に自信の悩みを打ち明けた。
以下略
19
:
◆K1k1KYRick
[saga]
2016/01/09(土) 22:30:59.51 ID:SAwc4l4eo
そんな事があってからますます未央と藍子は
互いの存在、空気、息遣いに至るまで意識するようになった。
二人共茜に対する友情とは明らかに毛色の異なる感情を持っていた。
以下略
20
:
◆K1k1KYRick
[saga]
2016/01/09(土) 22:31:29.12 ID:SAwc4l4eo
「未央ちゃん」
緊張で小さくなっていた未央の肩を、たん、と誰かが叩いた。
振り返ると、そこには、藍子がいた。
以下略
21
:
◆K1k1KYRick
[saga]
2016/01/09(土) 22:31:56.47 ID:SAwc4l4eo
あめ玉の上に、藍子の温かい手が重なった。
「……私も、手伝います」
「えっ……」
以下略
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