過去ログ - 黒髪少女「武器の手入れをお願いします」単眼少女「……」
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27: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2016/01/11(月) 02:17:01.27 ID:X2ffE8rP0
「……でも、どうして洞窟の中にいる事……わかったの?」

「火口付近って棲息出来る生物自体が少ないんですよ。だから、不自然にそこにあった今にも消えそうな魔力が見えたので、もしかしたらと思いまして」


テリアの考えは的中していた

というよりも、目ぼしい場所を手当たり次第調べていたので、見つけられたのはほとんど運が良かっただけであったが

結果的に早期発見出来たので全て良しとすることにしておこう……という風になっていた

当然彼女はその言葉に不安を覚えたであろうが


「……」

「そう変な目で見ないでくださいな」


ようは結果が出ればいいのだ

一息ついた後、怪我をした彼女を連れて飛ぶことは出来ない為、このまま下山する事にした

揉めたことなどとうに忘れたかのように、二人の距離は縮まっていた

人の好意を無下にするほど、彼女の心は狭くない

無口ならば無口なりに、彼女はその好意に対して態度で返す

帰ったら、このテリアと名乗った彼女に何か恩を返そう

単眼の彼女はそう心に誓った……

……いや、いつまでも"単眼の彼女"と表現するのはおかしい話だ




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