過去ログ - 男「はじめまして」
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28:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/11(月) 16:21:38.65 ID:wkt/bPn4o
 大病をした高齢の女性、であるからといって、話したいことがあるのに病院のベッドへ放り込むのは
 ただの偽善だ。
 今でこそお昼の帯番組の司会、と人々に認識されているが男の本質はアウトローだ。
 だてに登場人物をダルマにして「これでいいのだ」などと言わせるような漫画家と親交が深かったわけではない。

 傍目から見れば今日の女はいつまでも芸能界にしがみついていたい老人のわがままが招いた
 自業自得に映るかもしれない。
 だが女が生命を賭けてまで挑んだ番組に自分をゲストに選んだ、ということを改めて目の当たりにして
 男は意気に感じるものがあった。

 たとえどのような結果になろうとも見届けなくては筋が通らない。
 ことさら緩慢な動作で非常時ではないというアピールをしたのもそのためだ。
 どんな小さな声でも聞き取ろう、と男はサングラス越しに女を凝視した。


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