過去ログ - どうにも、比企谷八幡は彼女のお願いに弱い
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48: ◆.XibMUKIvI[saga]
2016/01/20(水) 00:19:25.18 ID:OGSx2FlX0

雪ノ下は変わった。それ自体は前から言われてはいたが、あらためてそう感じる。
かつての雪ノ下と、今の雪ノ下。両者は同じ人間でも、やはり違うように思えた。
それに優劣をつけることはない。ただ、こうして色々な姿を見せてくれるようになったことは、少しだけ嬉しかった。

「……それじゃ寒いし帰るわ。もう大丈夫だろ?」

「ええ。送ってくれてありがとう」

「いいって別に。じゃあ」

また明日な、と言い添えようと顔を向けた。しかしそれは見事に機先を制されてしまった。
他でもない、言葉通り彼女の手によって。

「比企谷くん、また明日」

雪ノ下は小さく笑んで、胸の前で手を振る。そこに以前のようなぎこちなさは感じられない。これもまた変化。それも成長という名の変化だ。



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