過去ログ - 【けいおん!】灰色グレーを味方につけて。
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9:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
2016/01/15(金) 00:09:53.40 ID:9Umu7GdaO
私の目をジッと見てそういうムギに思わず頬がカァァァと熱くなって、私はコクコクと顔を上下して、ムギに「わかった」と伝えた。

伝えたのにムギはニコニコとしてまだ私の口を塞ぐ手を外してはくれなくて、むしろ、私にさらに顔を近づけて、耳元で、ふふっと笑い、そして

「さっきの質問返事してあげるね」

熱い吐息が耳にかかって、身体の内側からゾクゾクと虫が這うような感触が上から下へと駆け巡る。

「私が嫌だったの。澪ちゃんが他の人たちに祝われるの」

「だから、さらっちゃったっ」

その台詞の後に右耳に、ちゅっ、と温かい感触がして、私はそれが一体なんの感触なのかを考えているうちに「あれー?澪のやついなかったんだけど。っかしーな」という律の声が階段の下から聞こえてきて、それからまもなく「えへへ、りっちゃんきちゃった。続きは今度ね」という台詞をゼロ距離メートルでくらってしまい、私はあまりの恥ずかしさにまもなく意識を失った。


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