過去ログ - 京太郎「なんてことはない大学生活」
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8:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[sage]
2016/01/18(月) 00:16:05.67 ID:d/iDpE3NO
特にトラブルもなく、大学へとたどり着いた。
もはや定位置と化した場所に自転車を止めて、忘れずにキーとチェーンをかける。
腕時計を見ると、8時20分。
うーん、俺のとってる講義は九時からだ。
ちょっと早く来すぎたかもしれない。

と、いうわけで、自販機で買ったジュースを片手に、俺は所属しているサークルの部室へと歩を進めていた。
たまに早起きして手持ち無沙汰な時は、そこで暇をつぶすようにしている。
本を読むのもいいし、充電しながらスマホをいじるのもいいけど、大抵の場合は……そうじゃない。

部室の前へ着いた。
万が一もあるため2回ほどノックをすると、中から可愛らしい声ではーいと返事が来た。

「ども。須賀でーす」

「あ、須賀くん!入っていいよー!」

「はーい」

その言葉を受けて遠慮なく扉を開くと、広くもなく狭くもない部室の中に1人の女性がいる。

「おはようございます、姉帯先輩」

「うん、おはよー須賀くん!」

姉帯豊音、俺と同じ『麻雀サークル』に所属する二つ上の先輩である。
とても背が高いがそれに反して性格はとても可愛らしい、あと、すごく早起きらしく俺がこの部室に朝顔を出した際に彼女が居なかったことはなかった。
見れば、箒を片手に掃除に勤しんでいるではないか。

「掃除ですか、俺も手伝いますよ」

「え?いいよそんなー」

「見てるだけってわけにも、行かないでしょう?」

「……うん、じゃあ早めに終わらせようねー」

というわけで、俺もフキンを片手に備品やテーブルの掃除を始めた。
俺や誰かが朝早く顔を出した場合、大抵はこの姉帯先輩と談笑したり、掃除をしたり、たまーにゲームなんかしたりして、過ごしている。


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