過去ログ - 京太郎「なんてことはない大学生活」
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9:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[sage]
2016/01/18(月) 00:31:51.73 ID:d/iDpE3NO
「はい、お疲れ様ー!」

「はは、どうも」

にっこりと笑う姉帯先輩に俺も思わず笑う、本当に可愛らしい方である。
時間は8時30分。
5分前には講義室にいればいいし、それなりにゆっくりできそうだ。
持ってきたジュースの蓋を開け、喉に通す、うーんジャンクな甘さ。

「須賀くん今日は早起きだったねー」

「えぇ、夏の暑さで目が覚めちゃいまして……」

「わかるよー、私も来たばかりの頃はそうだったんだー」

うんうんとうなずく姉帯先輩。
岩手出身の姉帯先輩は、俺と同じくあまり暑さに強くないのかもしれない。
そのことで、妙に話題が弾む。

「ええ、朝起きた時なんか喉がカラッカラで……まいっちゃいますよ、これから毎日こうなんすかね?」

「しばらく続くと思うなー。もー、インターハイの時から思ってたけど、東京は暑すぎるよー」

「故郷の涼しい夏が恋しいですねぇ……ま、長野県の夏の紫外線量は沖縄と同じですから日向は以外と暑いんですけど」

「え?そうなんだー、意外だよー」

まさかこんな話題で盛り上がるとは、これも避暑地を故郷とするもの同士の共感だろうか。

「でもクーラーをきかせっぱなしで寝ちゃいけないよー、電気代もすごいし、風邪ひいちゃうから」

「はは、わかってますよ」

そう言うと、よろしい、と少し偉そうにいう姉帯先輩、もう何度言っても言い足りない、可愛らしい方である。


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