過去ログ - 【安価】ニンジャスレイヤー・ボーンオブ・ソウカイニンジャ【豊満】(Part15)
1- 20
177: ◆HheB5CIUf2[saga ]
2016/01/23(土) 22:22:57.45 ID:peND0ZPpo
かくして、イグゾーションたちは堂々と正面からプリズンへ侵入した。
IDと令状は当然、偽装されたものである。コジマというデッカーも存在しない。

ザイバツ・シャドーギルドにとって、キョートの治安システムなど児童の積み木にも等しい。だが仮に偽装が見破られたとしても、係官は彼を咎めず通すだろう。

例えば読者の皆さんが警官だとして。
竜巻の信号無視を咎め、行く手に立ちはだかるだろうか?そんなことをしてバラバラに引き裂かれて死ぬ事に、果たして何の意味があろう?

正義はあるか?勇気は?否。ただの蛮勇、無意味、犬死である。ザイバツのグランドマスター・ニンジャとはそういう存在なのだ。

考古学者ウミノはトオヤマ・デンジという名でこのプリズンに潜伏している。
アンダーガイオン最下層の遺跡発掘隊から脱走した愚かな男。彼の握った秘密はザイバツ・シャドーギルド自体の欲するところである。

だがイグゾーションには独自の思惑があった。ロードへ身柄を献上する前に、確かめるべき事実。


「フジオ・カタクラ。せいぜい思い上がって、何もかも上手くいっている気になっておるがいい」

別の係官に導かれて廊下を歩きながら、イグゾーションはダークニンジャを呪った。

「過去は腐れた流木のごとし。どれだけ念入りに沈めようと、また再び浮かび上がるものよ」




声に出ていた



「あのーイグゾーション=サン……いまのは?」

「なんでもない!!なんでもない!!いいね?」

「アッハイ」

「どうしたんでしょう?」


肘にはあの神のごとき母性のぬくもりがまだ残っていた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/521.53 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice