3: ◆agif0ROmyg[saga]
2016/01/19(火) 16:07:37.85 ID:yo3g9eY60
俺が先行し部屋の鍵を開け、周辺に人目が無いことを確認。
階段室に待たせていた晴を呼び寄せ、誰か通りがからないうちに入室。
入っても、すぐには安心できない。
コンセントやベッドの周辺に盗聴器や盗撮カメラが無いことを確認して、やっと人心地ついた。
「ふぅー。何度来ても緊張するなあ」
頭全体を隠していた、やや大きめのフード付きコートを脱ぎ捨てて、晴が嘆息。
何でもないようなフリをしているが、頬や首筋が薄く赤らんでいる。
あえて指摘はせず、こちらも上着を脱いでネクタイを外し胸元を楽にすると、躊躇いがちな熱視線。
「なあ。もっと気楽に二人きりになれるところ、無いのかよ?
いつもいつもオレたちばっかビクビクして、なんか不公平じゃねえ?
世の中の、その、カップルは……もっと気楽に二人で会ってんだろ。
オレの兄貴なんて、いつもいつも……」
「仕方ないだろう。俺の家はここからちょっと遠いし、事務所でするわけにもいかんだろうし。
なにより俺は犯罪者だからな……そんな簡単には安らげない」
「犯罪? ……ああ、そういうことか。条例な」
「そうそう。気を緩めちゃいかんのだ。俺も晴も」
ラブホの狭い部屋はその面積の大部分をダブルベッドが占めている。
全体的に装飾が少なく、ベッドとシャワールームとトイレ以外には小さなテレビくらいしか無い、殺風景で退廃的な部屋。
そんな、ほとんどセックスしかできないような空間にいると、目の前の少女が女に見えてきて、理性がどんどん削り取られるのを感じる。
ベッドに腰掛けて晴の手を引くと、抵抗もせず身を預けてくれた。
身体をくっつけあって、滑らかな髪を優しく愛撫。
両腕の中にすっぽり収まる矮躯の熱さは、子供特有の高い代謝によるものだけではない。
まだまだ未熟な、ほんの膨らみかけな胸の上、乳首だけが布越しに存在を主張する。
晴は普段からスポーツブラをしていたはずだが、いつの間に外したのか。
一丁前に誘惑しているつもりなのか、それとも単に着け忘れてきたのか。
いずれにせよ、浮き上がった乳首の形が魅惑的であることに変わりはない。
眼を閉じて顔を上向けた晴に、そのままキスした。
「ん……」
「んっ……ん、ふっ……」
晴の小さな口、意外と長い舌、どろりとして粘度の高い唾。
それら全てをじっくりと味わう。
晴とのキスに集中していると、味などするはずもない12歳の唾液が例えようもなく旨く感じられて、啜るのを止められない。
つい抱きしめる腕に力が入りすぎたか、晴の身体がびくっと震えた。
「ああ、すまん。痛かったか?」
「そ、そうじゃ、ねえけど……」
頬を真っ赤にして、伏し目がちな晴。
腰をもじもじさせていて、欲求を隠し切れていない。
見ているだけでも、痛みに悶えていた初めての時とのギャップに煽られる思い。
なるべく冷静を装ってはいたが、理性は既に獣に屈していた。
もう言葉は要らない。二人、手早く服を脱ぎ捨てる。
焦りのあまり手がひきつってズボンを脱ぐのにやけに手間取る晴の姿は、思わず写真に撮りたくなるほど扇情的だった。
……もちろん、そんな証拠になるような物を残すわけにはいかないのだが。
「おい。視線がヘンタイっぽいぞ。……そんなに好きか、オレのこと」
「そりゃあな」
晴が照れくさそうにシャツを脱ぐと、汗ばんだ上半身が露わになる。
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