41:24さい
2016/01/21(木) 18:08:16.32 ID:jI2OpcbX0
キムタク「待たせたな」
??「来たね。木村拓哉」
キムタク「早く教えてくれ。仲間を助ける方法を」
42:24さい
2016/01/21(木) 18:09:26.61 ID:jI2OpcbX0
??「そう言えば、自己紹介がまだだったね。私の名前は橋田鈴羽。よろしく」
キムタク「よろしく」
鈴羽と名乗る握手を交わす。女にしては妙にガッチリしているが、女らしい柔らかい手だった。
43:24さい
2016/01/21(木) 18:10:30.07 ID:jI2OpcbX0
キムタク「すげえ……」
鈴羽「まあね。これ父さんが作ったんだ。まあ、あのふざけた合言葉もだけど……」
鈴羽は恥かしそうに頬を赤らめた。
44:24さい
2016/01/21(木) 18:11:04.58 ID:jI2OpcbX0
鈴羽「と言ってもまだまだ試作品なんだけどね。このマシンは未来にも過去にも飛べないんだ」
キムタク「?」
鈴羽「このタイムマシンは、言うなれば現在に飛ぶタイムマシンなんだ。分かり易く言うとワープマシンってところだね」
45:24さい
2016/01/21(木) 18:12:07.27 ID:jI2OpcbX0
キムタク「気持ち悪い……」
まだ世界が揺れているような感じがする。
鈴羽「さ、降りて! 行くよ!」
46:24さい
2016/01/21(木) 18:12:46.87 ID:jI2OpcbX0
鈴羽「いいよ。入って」
鈴羽に招かれて俺はラボの中に入ると、目の前に白衣を着た男がそこに立っていた。
47:24さい
2016/01/21(木) 18:13:38.87 ID:jI2OpcbX0
鈴羽「はい! じゃあ、皆自己紹介して! まずはおじさんから」
??「岡部倫太郎です。実家は八百屋です」
よほどこの鈴羽が苦手なのか、岡部と言う男は縮こまっていた。確かに、あれは凄い一撃だった。最初に鈴羽に遭遇したときのことを思い出した。
48:24さい
2016/01/21(木) 18:15:11.57 ID:jI2OpcbX0
鈴羽「木村拓哉、驚かずに聞いてほしい」
キムタク「ああ」
鈴羽は、他のメンバーに軽く目合わせをしてから、口を開いた。
49:24さい
2016/01/21(木) 18:16:15.20 ID:jI2OpcbX0
牧瀬「木村さんは、タイムリープしたのよね?」
キムタク「ああ」
牧瀬「その時の状況を説明して詳しく欲しいのだけれどいいでしょうか?」
50:24さい
2016/01/21(木) 18:17:07.44 ID:jI2OpcbX0
牧瀬「それは無理そうね。対立したのが一か月以内と言うのなら話は別だけど、今の技術的に一か月以上タイムリープすることはできないもの。これ以上飛べば、脳がどうなるか分からない。最悪、木村拓哉という人格が崩壊しかけないもの」
キムタク「そうか……」
どうしたらいいのか、全く思いつかなかった。たった一か月で何ができる? そもそも一か月前自分が何をしていたのかですら思い出せない。
51:24さい
2016/01/21(木) 18:17:36.00 ID:jI2OpcbX0
岡部「ちなみに、アプリのNDと言うのはノスタルジアドライブの略称だ」
キムタク「それはどういう意味なんだ?」
そう聞くと岡部は、ニヤリと笑みを浮かべた。
134Res/101.93 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。