過去ログ - 堀裕子「テレパシー/オーバードライブ」
1- 20
3:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 19:49:46.76 ID:HEp8ghkH0

「ぷっ、プロデューサー、痛い、痛いですっ!」

「あぁっ! ごめん裕子……」

 彼は手の力を緩めて、それでも私と手を繋いだままで。

 手には汗が滲んでいて、すごく急いで逃げたってことがわかる。
 スタジオから五百メートルのダッシュのあと、私たちは小さな路地に入った。

 居酒屋やカフェが、夜の中で光を付けている。

 立ち止まって、二人とも肩で息をした。

「なんか、ハァ、裕子、妙に落ち着いてない?」

「な、ひぃ、なんでって、そりゃあ、有名なカメラマンの、お弟子さんだって」

「あれ、多分偽者だ。ごめん、裕子。僕のせいで……」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
32Res/16.74 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice