過去ログ - 神様「勇者も魔王もいなくなった世界で」
1- 20
34: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/01/24(日) 17:03:51.52 ID:eDpE38i00
神様「しかし、昨日とは事情が変わったと言えばどうでしょう?」

少女「事情ですか?」

神様「はい。…実は記憶を消される前、貴方にとって大切だった方々が…貴方に会いたがっていらっしゃいましてね」

少女「大切だった人…? 私にとって?」

神様「貴方は世界の現状を理解した。その上で、隷属する相手を選ぶのもありでしょう」

少女「もし、私が『元通り』を選んだら…?」

神様「望むなら記憶を元に戻しましょう」

少女「……貴方の側にいることを選んだら?」

神様「受け入れましょう」

少女「そんな都合の良い立場で良いのですか?」

神様「『都合の良い立場』は慣れています。それは貴方もですよ」

少女「……」

神様「どうします? 貴方が決めるまで、いくらでもお待ちしますよ。世界の現状が現状なので、決める頃には大切だった方々もお亡くなりになる可能性がありますが…」

少女「私がその方々と会って、貴方にメリットは?」

神様「私のわずかな心残りが無くなる、ですかね」

少女「なら、会いに行っても良いでしょうか?」

神様「えぇ。ご案内しましょう」




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
57Res/35.04 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice