16:名無しNIPPER[saga]
2016/01/24(日) 21:45:56.35 ID:V2pk0J3IO
私、男の子を突飛ばして…でも自分は助からなくて…車に……
「…わ、私…助かったん…ですか……?」
主審「……」フルフル
17:名無しNIPPER[saga]
2016/01/24(日) 21:57:19.27 ID:V2pk0J3IO
「わ、私、何をすればいいんですか?」
主審「……」タッタッタッ
その人はその場で走る仕草をしながら、何かを目で訴えてきました
18:名無しNIPPER[saga]
2016/01/24(日) 22:04:05.76 ID:V2pk0J3IO
主審「……」スッ
「ち、近づかないで下さいぃ!」
主審「……!」ペコッ…
19:名無しNIPPER[saga]
2016/01/24(日) 22:15:33.18 ID:V2pk0J3IO
「…お別れ」
大切なみんなに
「…お礼」
20:名無しNIPPER[saga]
2016/01/24(日) 22:23:34.16 ID:V2pk0J3IO
「つ、着いて来ないで下さいぃ!」
文房具屋さんを目指して走る私の後ろを、4人の男の人が着いてきます
ピッタリと
21:名無しNIPPER[saga]
2016/01/24(日) 22:40:36.84 ID:V2pk0J3IO
「良かった、誰もいない……」
お昼下がりの公園には人気もなくて、遠くを走る電車の音が聞こえてきました
息を弾ませながら茶色いベンチに腰かけてボードを見ると、残り時間は2時間8分
22:名無しNIPPER[saga]
2016/01/24(日) 22:58:22.34 ID:V2pk0J3IO
お父さん、お母さんへ。
『ありがとう』と『ごめんなさい』を、一度に書きます。
23:名無しNIPPER[saga]
2016/01/24(日) 23:07:16.97 ID:V2pk0J3IO
何人かの友達、765プロのみんな
綴じられた便箋は増えて、ボードの時間は減って……
どんどん冷たくなっていく空気に、かじかんでいく指
それでもペンを止めずに、1文字1文字を記していきました
24:名無しNIPPER[saga]
2016/01/24(日) 23:13:32.28 ID:V2pk0J3IO
「だ、大丈夫ですか?」
倒れた赤色の自転車と、女の人
ジャケットの上からでも、お腹が膨らんでいるのが分かりました
妊婦さん…みたいです
25:名無しNIPPER[sage]
2016/01/24(日) 23:19:15.18 ID:GpOQvf+OO
流石大天使ユキポエル
26:名無しNIPPER[saga]
2016/01/24(日) 23:20:45.89 ID:V2pk0J3IO
肩を貸してベンチに座らせてから、ハンカチを差し出しました
「怪我とかしてないですか?血が出てたら、それで……」
「ありがとう…怪我は無いから大丈夫です……」
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