21:名無しNIPPER[saga]
2016/01/24(日) 22:40:36.84 ID:V2pk0J3IO
「良かった、誰もいない……」
お昼下がりの公園には人気もなくて、遠くを走る電車の音が聞こえてきました
息を弾ませながら茶色いベンチに腰かけてボードを見ると、残り時間は2時間8分
目を閉じて、何度か深呼吸
頬に触れる冷たい空気が、頭の中も冷ましてくれる気がしました
「最初は、お父さんとお母さんに」
白い便箋に記し始めた、私の言葉
すぐに涙で見えなくなったけど……
それでも、ペンは止めませんでした
「の、覗いちゃダメですぅ!」
審判団「……」ペコリ…
実況「プライバシーの侵害ですねぇ。レッドカードものです」
解説「どの口が言うんですかね」
1文字1文字、心からの言葉を
本心を伝えるのをあんなに怖がっていた私が、いまは何も怖がらずに、自分の気持ちを記せています
やっぱり強くなれたんですね、私
ほんの少しだけ、かもしれませんけど
えへへ……
45Res/26.73 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。