7:名無しNIPPER[saga]
2016/01/24(日) 18:22:01.37 ID:8x1PRfkH0
フリーザ「残念ですが、あなたたちの星は、巨大隕石の衝突によって消滅してしまいました。生き残ったサイヤ人はあなたたち二人と、そして一人の下級戦士のみです……本当に、お気の毒です」
サイヤ人にしては情に厚いナッパは、少なからずショックを受けていたようだったが、俺はそこまで驚きはしなかった。
フリーザの部屋から去る時、フリーザが小さく微笑んだのに、俺は気づかなかった。
8:名無しNIPPER[saga]
2016/01/24(日) 18:22:46.77 ID:8x1PRfkH0
当然、俺たち三人のサイヤ人はともに行動するようになった。下級戦士のラディッツは戦闘力こそ低かったが、そこそこ頭が切れ、俺が言ったことに素直に従うため、便利だった。
ある日。
ラディッツ「なあ、ベジータ。実は、俺たちの他にまだ一人、サイヤ人が生き残っているかもしれないんだ」
9:名無しNIPPER[saga]
2016/01/24(日) 18:23:20.81 ID:8x1PRfkH0
その後、ラディッツから連絡が入った。
ラディッツ「無事、カカロットを見つけることはできたんだが……どうやら、記憶を失っているらしい。どうにか説得して仲間に入れたいんだが……」
そして、その数時間後、再び届いた通信で、ラディッツが死に、そして地球にはドラゴンボール、というどんな願いも叶える存在があることがわかった。
10:名無しNIPPER[saga]
2016/01/24(日) 18:24:00.95 ID:8x1PRfkH0
地球に降り立った俺たちの前に立ちふさがったのは、数人の戦士たちだった。そこそこの戦闘力を持ってはいたが、サイバイマンや、ナッパの前に続々とその命を散らしていく。
そして、最後の二匹となった時。
クリリン「ご、悟空!」
11:名無しNIPPER[saga]
2016/01/24(日) 18:24:51.20 ID:8x1PRfkH0
カカロットは下級戦士でありながら圧倒的な力でナッパを倒し、そして俺に立ち向かった。
ベジータ「光栄に思うがいい。貴様のような落ちこぼれが、超エリートに遊んでもらえるんだからな」
悟空「へっ、落ちこぼれだって必死に努力すりゃ、エリートを超えることだってあるかもよ?」
12:名無しNIPPER[saga]
2016/01/24(日) 18:25:32.16 ID:8x1PRfkH0
悟空「体持ってくれよ!三倍界王拳だ!」
カカロットは、この俺の力をも上回った。
ベジータ「この星もろとも、宇宙のチリになれーっ!」
13:名無しNIPPER[saga]
2016/01/24(日) 18:26:11.39 ID:8x1PRfkH0
そして、俺は負けた。
クリリン「……死ねーっ!」
ベジータ「くっ……体が、動かん……!」
14:名無しNIPPER[saga]
2016/01/24(日) 18:26:58.20 ID:8x1PRfkH0
俺は、カカロットに見逃された。
悔しかった。あんな下級戦士に、命を助けられるなど。それくらいなら、むしろ死んだほうがよかった。
そして、俺はあの屈辱を与えられたカカロットに、復讐心を抱くようになった。
15:名無しNIPPER[saga]
2016/01/24(日) 18:27:26.27 ID:8x1PRfkH0
それから、ナメック星にて、俺はかつてのライバルキュイ、ドドリア、そしてザーボンを次々に殺していった(ザーボンを倒したとき、後ろに青い髪の女がいたが、その女が、俺の人生を変えるもう一人の存在だとは、思ってもみなかった)。 ドドリアから惑星ベジータを滅ぼしたのが実はフリーザだと明かされたが、特に動揺はなく、自分の星を滅ぼした奴にこき使われていたことに対する怒りだけが募っていった。
フリーザ軍の幹部クラスを次々に倒した俺は、もはやカカロットは敵ではないと思った。
16:名無しNIPPER[saga]
2016/01/24(日) 18:27:58.72 ID:8x1PRfkH0
しかし、ギニュー特戦隊に苦戦する俺たちの前に現れたカカロットは。
俺との差を、さらに広げていた。
何故だ!何故エリートであるはずの俺が、カカロットを超えることができない!
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