過去ログ - P「伊織と貴音を連れて,食事に行く」
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18:名無しNIPPER[saga]
2016/01/26(火) 21:29:35.00 ID:YUCQRze/0

「まさか、そんなはずは無いと、僕は辺りを見回したけど……何処にも、見つからなかったんだ――その時は」


 そこまで言って、プロデューサーが黙り込む。
以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2016/01/26(火) 21:30:41.94 ID:YUCQRze/0
 私、今凄く怯えた表情をしてるんじゃないかしら……自分でも、鳥肌が立っているのがわかるもの。

そんな事を考えていると、プロデューサーが、ぼそり、と呟く。


以下略



20:名無しNIPPER[saga]
2016/01/26(火) 21:31:18.76 ID:YUCQRze/0



「冷蔵庫にはっ! ゴーヤしか残っていなかったんだっ!!」

以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2016/01/26(火) 21:31:58.55 ID:YUCQRze/0

 瞬間、気がつくと私は手近に置いてあったメニュー表でプロデューサーの頭を思いっきり引っぱたいていた。

店内に、小気味良い音が響き渡る。それと同時に――。

以下略



22:名無しNIPPER[saga]
2016/01/26(火) 21:33:13.07 ID:YUCQRze/0

「痛い! 痛いって伊織くんっ! 止めなさい! あいたっ! めっ!」


 肩で息をしながら、私は椅子に座りなおすとオレンジジュースを飲んで――って、空だったわ。
以下略



23:名無しNIPPER[saga]
2016/01/26(火) 21:34:01.53 ID:YUCQRze/0

 周囲の視線が、再び私達に集まる。当たり前よ、誰だって急に大声でバカバカ聞こえたらびっくりするわ。

そんな私からの睨むような視線を受けてなお、目の前のプロデューサーは悪びれた様子もなく言う。

以下略



24:名無しNIPPER[saga]
2016/01/26(火) 21:35:07.88 ID:YUCQRze/0

「話は始めの方まで戻るんだけど、僕が事務所の冷蔵庫の中身を確かめたとき、何が入っていたか覚えているかい?」

「えっと、確か……」

以下略



25:名無しNIPPER[saga]
2016/01/26(火) 21:36:28.22 ID:YUCQRze/0

「でも……だからそれが何だっていうのよ!」

「言ったろう? 事務所には僕以外の人間はいなかった。コンビニに行って戻るまでの間に、事務所に入れた人間もいない

以下略



26:名無しNIPPER[saga]
2016/01/26(火) 21:37:59.66 ID:YUCQRze/0

「あんたがジュースを飲んだ事を誤魔化すために、デタラメ言ってるんじゃないでしょうね?」


 私はジロリと、疑いの目をプロデューサーに向ける。
以下略



27:名無しNIPPER[saga]
2016/01/26(火) 21:39:32.27 ID:YUCQRze/0

 そう話すプロデューサーの姿は、確かに嘘をついているようには見えなかった。それに『やよいの誓い』を出す程だもの……。

いくら普段からふざけているプロデューサーでも、この誓いの重さは理解しているはず。

以下略



28:名無しNIPPER[saga]
2016/01/26(火) 21:40:23.43 ID:YUCQRze/0
外出するので、一旦区切ります


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