過去ログ - P「伊織と貴音を連れて,食事に行く」
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:
名無しNIPPER
[saga]
2016/01/26(火) 23:44:44.38 ID:YUCQRze/0
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「――さて」
以下略
34
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/01/26(火) 23:45:52.29 ID:YUCQRze/0
「まず、プロデューサーにお聞きいたします。快現象が起きた当時、あなた様は普段おやりにならない残業により、
非常に疲れておられた――間違いありませんね?」
以下略
35
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/01/26(火) 23:46:52.02 ID:YUCQRze/0
「伊織。冷蔵庫の中に何が入っていたか、もう一度よく思い出す事はできますか?」
「えっと、最初に入ってたのがジュースと……ゴーヤでしょ?
以下略
36
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/01/26(火) 23:48:43.64 ID:YUCQRze/0
貴音の言葉に、私は違和感の正体が掴めないもやもやした気持ちで彼女を見つめる。
そんな私に、右手のポーズを取ったままで彼女が微笑み返す。
以下略
37
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/01/26(火) 23:50:05.77 ID:YUCQRze/0
「卵っ! そうよ、卵が入ってたわっ!!」
私は思わず声を上げてしまった。貴音の指差す先――
以下略
38
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/01/26(火) 23:51:21.71 ID:YUCQRze/0
コツンと、お皿のふちに当てられて、ヒビが入るゆで卵。
「この消えた卵の行方を追うことで、わたくしはある一つの仮説を立てることができました。
以下略
39
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/01/26(火) 23:52:30.10 ID:YUCQRze/0
「それってもしかして……」
私もようやく気が付いた……そうだ、一度だけ、たった一度だけ密室が密室でなくなる瞬間があった事に!
以下略
40
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/01/26(火) 23:53:46.11 ID:YUCQRze/0
「これにより、卵が冷蔵庫からその姿を消すことになります。
そして恐らく、その時にあなた様は伊織のジュースも手に取られたのです!」
以下略
41
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/01/26(火) 23:54:15.14 ID:BTk3DeoDO
これ読んでるやつ居るのか?
42
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/01/26(火) 23:54:56.76 ID:YUCQRze/0
「わたくし、こういった話を聞いたことがあります。お肉を柔らかくする方法の一つに、果物を使った物があるという事を」
「調理前のお肉を果物と一緒につけておいたり、果物の果汁が入ったジュースを使っても同様の効果を得られると聞いております」
以下略
43
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/01/26(火) 23:55:52.32 ID:YUCQRze/0
「ここから先はわたくしの推測となりますが……恐らくプロデューサーは、
無意識のうちに伊織のジュースを使ってしまったのだと思われます」
以下略
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