過去ログ - P「伊織と貴音を連れて,食事に行く」
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43:名無しNIPPER[saga]
2016/01/26(火) 23:55:52.32 ID:YUCQRze/0

「ここから先はわたくしの推測となりますが……恐らくプロデューサーは、

無意識のうちに伊織のジュースを使ってしまったのだと思われます」

以下略



44:名無しNIPPER[saga]
2016/01/26(火) 23:56:31.34 ID:YUCQRze/0
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 長い沈黙が、私達のテーブルを包み込んだ。どれくらいたったのだろう――。

以下略



45:名無しNIPPER[saga]
2016/01/26(火) 23:57:15.17 ID:YUCQRze/0


「誘惑に――逆らえなかったんです」


以下略



46:名無しNIPPER[saga]
2016/01/26(火) 23:58:36.62 ID:YUCQRze/0

「奮発して買った牛肉……深夜の変なテンション……食事への拘りが、このお肉をただ焼くだけではダメだと言っていました……」

「そしてたまたま卵をとるために冷蔵庫を開けた時に……伊織くんのオレンジジュースが、私の目に飛び込んできたのです」

以下略



47:名無しNIPPER[saga]
2016/01/27(水) 00:00:04.88 ID:jkrAIP0+0

「ゴーヤでは――駄目だったのですか?」


 その言葉に、一瞬、ほんの一瞬だけプロデューサーが「その手もあったか」というような顔になったけど、
以下略



48:名無しNIPPER[saga]
2016/01/27(水) 00:00:56.00 ID:jkrAIP0+0
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「――バカ」


以下略



49:名無しNIPPER[saga]
2016/01/27(水) 00:01:39.83 ID:jkrAIP0+0

 プロデューサーが、まっすぐに私との目線を合わせる。


「僕は……貴女の大切な物を台無しにしてしまった……」
以下略



50:名無しNIPPER[saga]
2016/01/27(水) 00:02:24.61 ID:jkrAIP0+0

「だから、そういうところがバカだって言ってるのよ……」

「――え?」

以下略



51:名無しNIPPER[saga]
2016/01/27(水) 00:04:21.47 ID:jkrAIP0+0

「だぁかぁらぁ! ジュースの一つでそんなに真剣に悩むなんて、さいっっこうの大バカ野朗だって言ってるの!」

「良い事? あんたが私達のために普段から一生懸命頑張ってる事なんて、みぃんなが知ってるんだから! 

以下略



52:名無しNIPPER[saga]
2016/01/27(水) 00:05:08.82 ID:jkrAIP0+0

「――伊織は、あなた様の事を許してくださるようですよ?」

 貴音のフォローで、ようやく自体を飲み込んだのか、プロデューサーが泣きそうな顔になる。

以下略



53:名無しNIPPER[saga]
2016/01/27(水) 00:06:00.22 ID:jkrAIP0+0

「大人なんだから、これくらいの事で泣かないでよね、恥ずかしいでしょ……シャキっとしなさいよ、シャキっと!!」

「……シャキ……」

以下略



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