114:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/06(土) 23:41:41.27 ID:CvUFAC73O
阿笠「何と書いてあるんじゃ?」
哀「エル、ロック......。ショルメ?何?これは?」
新一「エルロック・ショルメってのは、モーリス・ルブランの書いた小説【アルセーヌ・ルパン対シャーロック・ホームズ】の主人公の名前さ」
115:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/06(土) 23:53:39.58 ID:CvUFAC73O
新一「尤も、ホームズとショルメを同一視するか、と言う点を含めて色々諸説ある本だからな。俺の話が正しいとは限らないが。とにかくこのキーワードの持つ意味は」
哀「成る程。探偵と怪盗の遭遇。呼び出しの合図と言う事ね」
新一「ああ。後はアイツからの返信があるかを待ってみよう」
116:名無しNIPPER[saga]
2016/02/06(土) 23:55:23.18 ID:CvUFAC73O
本日はここまでです。
また後日。
117:名無しNIPPER[sage]
2016/02/07(日) 00:52:32.08 ID:bSjUm40F0
乙です!
続きが楽しみ
118:名無しNIPPER[sage]
2016/02/07(日) 17:46:25.06 ID:/QUG8BhPo
面白い
キッドも出てくるのか
119:名無しNIPPER[saga]
2016/02/08(月) 01:18:59.62 ID:yJ1Na+4PO
新一「っし!このまま博士の住所載せちまうと迷惑だから、昔決めた暗号文で......」
実に楽しそうに見える。まるで親友同士のメールのやり取りの様だ。
やはり怪盗キッドとは彼には特別な存在なのだろう。
120:名無しNIPPER[saga]
2016/02/08(月) 01:36:57.18 ID:yJ1Na+4PO
約束の時間が迫る。緊張感が高まって行くのを感じる。
時計の針が進む......。残り10秒を切った。みんなドアを注視する。
残り3、2、1......。ドアは開かない。
121:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/08(月) 01:44:55.04 ID:yJ1Na+4PO
新一「しかし、来てくれるとはな。正直来ないと思ったぜ」
キッド「そいつはたまたま俺があの懐かしい掲示板を見ていた幸運に感謝しな。それより、余程の用件なんだろうな?お互いのトラブルを解決してから使わなくなった連絡手段を使うって事は。奴等が復活でもしたか?」
新一「いや。今回オメーの力を借りたいのは、酷く個人的な理由なんだ」
122:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/08(月) 01:53:43.28 ID:yJ1Na+4PO
キッドが腰を落ち着けてくれた所で、私達はこれまでの経緯を彼に話した。
そして、その為に彼女を呼び出す手伝いをして欲しいと頼んだ。
彼は黙って話を聞いていたが、聞き終えると怪訝な顔をして呟いた。
123:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/08(月) 16:48:59.23 ID:QtK6dcU/O
新一「ああ。返す言葉もねぇよ。だが頼む!力を貸してくれ!どんな事をしても俺は過去にケリをつけなきゃならないんだ!」
キッド「その結果......。あの蘭って子に恨まれるかも知れないし、お互いに負わなくて良い傷を負うだけかも知れねーぞ?」
哀「どうか、それでも力を貸してくれないかしら。ここで立ち止まったら、私達はまた過去に怯えさ迷う事になる」
124:名無しNIPPER[saga]
2016/02/08(月) 22:47:51.97 ID:QtK6dcU/O
新一「頼むキッド!軽蔑してくれて構わねぇ!それでも俺は自分を取り戻さなきゃならねぇんだ!哀を幸せにする為に!」
キッド「......やれやれ、仕方ねーか。さっきも言った様に、レディの頼みなら断るのも失礼だしな。そこまで頭下げるお前の気持ちにも免じて、引き受けてやらぁ」
新一「ホ、ホントか?ありがとう!」
169Res/139.67 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。