31:24さい[saga]
2016/01/28(木) 19:21:07.52 ID:cJjKhLLS0
僧侶母「だって、あんた分かり易すぎたもの。特に、勇者君が中央都市に連れて行かれた時なんて、酷かったんだから」
勇者「毎日、涙で枕を濡らしてたんですよね?」
僧侶母「そんなもんじゃなかったわよ。部屋に暫く引きこもって出てこなくて大変だったのよー」
32:24さい[saga]
2016/01/28(木) 19:21:39.22 ID:cJjKhLLS0
僧侶母「それで式はいつなの?」
勇者「まだ、決めてないんです。場所は一応考えているんですけど……」
僧侶母「それならこの日がいいんじゃないかしら? 大安だし」
33:24さい[saga]
2016/01/28(木) 19:22:16.91 ID:cJjKhLLS0
勇者「よく分かったね。僕たちが再開した日だよ」
僧侶「勇者様……」
僧侶母「お父さん、私たちはここで退散しましょうか」
34:24さい[saga]
2016/01/28(木) 19:22:53.16 ID:cJjKhLLS0
〜雪の降る街の協会〜
僧侶「勇者様、私今最高に幸せです……」
勇者「これが一番だったなんて言わせないよ。もっともっと僕が幸せにしてあげるから」
35:24さい[saga]
2016/01/28(木) 19:23:48.05 ID:cJjKhLLS0
〜雪の降る街〜
勇者「何が起きたんだ……?」
大きな地鳴りが響いてその後、ドウナッタンダッケ?
36:24さい[saga]
2016/01/28(木) 19:24:14.90 ID:cJjKhLLS0
〜数分前〜
ドゴォォォン
勇者「天井が!?」
37:24さい[saga]
2016/01/28(木) 19:24:54.58 ID:cJjKhLLS0
〜現在〜
勇者「どうして……!! こんな時に限って……」
村人「あんちゃん。しっかりしな」
38:24さい[saga]
2016/01/28(木) 19:25:21.73 ID:cJjKhLLS0
〜勇者の故郷〜
勇者母「勇者、ご飯ここに置いておくからね」
勇者「………ありがとう」
39:24さい[saga]
2016/01/28(木) 19:26:16.08 ID:cJjKhLLS0
勇者母「お客さんよ」
勇者「帰らせてよ。僕はもう誰とも話したくないんだ」
魔法使い「何それ!? ありえない!! 折角私が来てやったのにそれはないんじゃないの
40:24さい[saga]
2016/01/28(木) 19:26:49.74 ID:cJjKhLLS0
魔法使い「いやー、扉を一度蹴破って見たかったんだー。あーすっきりした」
戦士「お母さん、ごめんなさい。あとで修理費用払いますので」
勇者母「いや、いいのよ。こうでもしないと、外に出ようとしないと思ってたから」
41:24さい[saga]
2016/01/28(木) 19:27:39.82 ID:cJjKhLLS0
魔法使い「おかしいと思ってたんだ。協会って古くなったくらいで、そう簡単に壊れたりしないんだもん。この世界には築一万年を超えてもなお存在する協会だってあるくらいだしねー。それなのに、新聞では事故だってことにされていて、おかしいと思った私は、独自に調査を始めたんだ。それで出てきたのが、これ」
勇者「これは、魔力痕……」
魔法使い「正解♪ これが協会の天井だった場所に沢山ついてたんだよ。つまりこれは故意的に起こされたってことー」
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