過去ログ - 海未「カルポスソーダにしてしまいました。」【ラブライブ!SS】
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2:名無しで叶える物語(たけのこ饅頭)[saga]
2016/01/28(木) 23:29:15.41 ID:94MGWF560


気づいたら私だけが話していました。


穂乃果「そっか....穂乃果はいつも無駄遣いしちゃうし、なんだかごめんね?」

海未「い、いえ」

穂乃果「これは高校生の悩みだね!海未ちゃんも抱えてたなんてビックリだなぁ」

海未「....高校生、同じ高校生でも、にこは頑張れば頑張るだけお金が貰えますが、私はお稽古や部活をどれだけ頑張っても貰えませ....あっ」


私は最低なことを言ってしまいました。

にこは家族の為にもバイトを頑張っている。

部活なんてみんなも頑張っているのに、私は最悪なわがままを....


穂乃果「μ’s、やっぱり負担になってるかな....作詞とか、練習メニュー考えたり、大変だよね....」

海未「っ....」


普段見せないような穂乃果の申し訳なさそうな顔に、私は声が出ませんでした。

作詞も練習メニューを考えるのも、好きだからやっているのです。

好きな事に負担だと思うことなんてないと、少し複雑な気分にもなりました。


海未「穂乃果、そんな事はありません。先程は私も悪いことを口にしてしまいましたね」

穂乃果「....実はずっと前から心配してたんだ。学校では弓道部、アイドル研究部(μ’s)の活動、生徒会のお仕事がある。それに加えて、海未ちゃんのおうちは日舞の家元だし、道場の方も継がなくちゃいけないからそれぞれお稽古があるでしょ?」

海未「それは....」

穂乃果「分かってるよ、好きだから頑張れるんだよね?けどさ、海未ちゃんはさっきみたいに弱音を吐くことが全然ないんだ」

穂乃果「穂乃果だってそこまで馬鹿じゃないし、今は自分のことで手一杯じゃないからことりちゃんの時みたいな失敗はしない自信がある。だから海未ちゃんのほんの少しの変化でも分かっちゃうんだよ....」

海未「穂乃果....だって私は」

穂乃果「海未ちゃん、今泣きそうな目をしてる」

ポロッ


穂乃果は昔から何か鋭いところがありました。

それは幼なじみの感だとか、不思議な力だとばかり思っていたのに。

こんなに私のことをよく考えてくれていました。

くだらないわがままの話から始まり、今では私は泣いている。

その涙の理由が分からない。

部活もお稽古も大好きなはずなのに。

今の生活が楽しいはずなのに。

この人に改めてそれを言われて....

私はずっと、心の中で孤独を感じていたのでしょうか。


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