過去ログ - ちなつ「切れた電球を今」
1- 20
25:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/30(土) 01:10:06.56 ID:NYPOpsNEo
結衣「でも、まま母は京子でいいとして、二人の姉はどうするの? これもシンデレラをいじめる役だよね」

 話も一旦落ち着いて、私と京子先輩がもとの場所に戻ると、結衣先輩がノートを私に向けながらそう言った。

ちなつ「あー、そうですね……」

 取りあえず保留ということにしていたからあまり考えていなかったけど、シンデレラに意地悪をする役は三人必要なのだ。
 同じごらく部で、いつも私に抱きついたりちょっかいを出してくる京子先輩はともかく、生徒会の人にこういう役割をさせるのは
 ちょっと躊躇してしまう。
 みんな優しいから頼めばやってくれそうだけど……。

結衣「まぁ思いつかない時は、京子が三重人格って設定でもいいと思うけど」

ちなつ「それです!」

京子「うぉぉい!」

 結衣先輩の妙案に、京子先輩が豪快に突っ込みを入れた。

ちなつ「なんでですか。いいじゃないですか。三重人格」

京子「全然良くないよ! それじゃ私すごく変な人みたいじゃん!」

結衣「違ったのか」

京子「違うよ! もー、姉は私の相方みたいなものなんだし、私が考えるからね!」

 ひとしきり突っ込みを入れた後、京子先輩は居住まいを正して、また目を閉じ腕を組んで考え込みはじめた。
 部室に沈黙が流れる。みんなが無言で京子先輩を見つめていると、京子先輩が顔芸を始めたので、
 結衣先輩が頭部に突っ込みを入れた。

京子「あっ、いいこと思いついた!」

 数分後、京子先輩は目を見開いてそう叫ぶと、私たちに案を話し始めた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
121Res/149.47 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice