過去ログ - 勇者「パーティーでのカーストが最下位でつらい」
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◆WnJdwN8j0.
[saga]
2016/02/02(火) 18:29:12.24 ID:l6OZ/d3Y0
神界の騎士『魔力充電完了〜』
彼は魔法使いの杖にこもっていた魔力を吸収し、剣に纏わせたのだ。
こんな人間業ではない芸当は出来れば封じておきたかったが――
神界の騎士『ま、そんなこと言ってられんわな。確実にあいつを討たないとどうしようもねぇ』
勇者「神界の騎士さん…?」
神界の騎士『心配すんな勇者。お兄さんがキッチリ、あいつに引導渡してやるからよ』
魔剣士に向かって駆ける。
こちらが剣を振り下ろせば、魔剣士はそれを剣で受け止める――
神界の騎士『――前に、退くっ!』
魔剣士「!?」
神界の騎士『そんでェ!!』
勇者の剣は魔剣士の胴を打った。しかし刃は鎧に受け止められ、魔剣士にダメージを与えない。
魔剣士「無駄なことを……――」
と、魔剣士は違和感に気付いた様子だった。
ドカァン!
神界の騎士『やっぱ吸収した魔力程度じゃ、大した爆発は起こせなかったか』
魔剣士「無駄だということを学習しなかったのか。魔力を返すぞ…――」
勇者『しまった! 皆、早く防御を――』
勇者『――なんてね♪』
魔剣士「――っ!?」
ドゴオオォォン
目の前で魔剣士が爆発し、鎧の破片が飛び散った。
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