1: ◆v.By3fESrTsY[saga]
2016/01/30(土) 21:09:53.57 ID:0hXokCkZ0
P「って何だ?」
卯月「私もよく知らないんですけど…、小梅ちゃんに教えてもらって」
P「ふーん、小梅ってことはまあ、何かのオカルト関係なんだろうが…、ちょっと調べてみるか。…これか? SCP財団? 何だこりゃ」
文香「SCP財団、ですか?」
P「うおっ!? 文香、いつの間に!?」
卯月「さっきからいましたよ。ひどいですね、プロデューサーさん!」
P「いや、ゴメンゴメン。で、それって何なんだ?」
文香「はい、…言ってしまえばオカルト系の創作サイトです。中々読み物としても面白いので私も読んだことがありまして」
卯月「怖い話なんですか?」
文香「…いえ、そればかりではないのですが。SCP財団、というのはそもそも、異常な物体を集める特殊な機関、という設定で、その中に存在する異常な物体の報告書、という形でいろんな人が創作しているサイトなんです。そして、それの理念がSecure(確保).Contain(収容).Protect(保護)、その頭文字を取ってSCP財団、と言うんです」
P「つまり、シェアワールドみたいなもんか?」
文香「そうですね…」
P「へえ…、面白そうだな。ちょっと見てみるか」
ちひろ「Pさん、そろそろ卯月ちゃんとつかさちゃんのレッスンの時間では?」
P「あれ、そんな時間でしたっけ? 分かりました、行ってきます。卯月、行くぞ!」
卯月「はい!」
文香「…ちひろさん、おつかれさまです。これだけの人数をこなして大変じゃないですか?」
ちひろ「いえいえ、いいんですよ。お仕事なんですから。文香ちゃんも今日はお休みなのにどうしたんですか?」
文香「いえ、…何となく居心地が良かったもので」
ちひろ「ああ、分かります。ここにいるみんな、すっごく楽しそうですもんね。私もまあそんな空間が好きでここにいるんですけど…」
文香「どうかしたんですか…?」
ちひろ「いえ、そろそろ異動を社長から言われてましてね。…あと二週間ほどで事務員の職を辞めなくてはいけないんですよ」
文香「…それは、初めて聞きました」
ちひろ「初めて言いますからね。まあ新しい場所へのステップアップですから。名残惜しくはあるんですけど…。あ、ごめんなさい文香ちゃん。ちょっと電話かけなくっちゃいけなくって」
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