137: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/02(火) 19:46:13.39 ID:n6zpmT+70
〜昆陽 官軍本営〜
キラッ
138: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/02(火) 19:46:48.52 ID:n6zpmT+70
天文家「まさに凶兆じゃな……」
兵「先生、敵は少数だって聞いてますが、この戦本当に大丈夫なんでしょうね?」
天文家「どうであろう……むむむ!」
139: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/02(火) 19:47:36.17 ID:n6zpmT+70
ゴオオオオオ
兵「わあ! 雲が崩れる! 星が砕けるぞ!」
140: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/02(火) 19:48:22.03 ID:n6zpmT+70
周子「歴史上では、太白星(たいはくせい:金星)が昼間に現れるのは凶兆っていうのがよくあるんだ。
昼間に流星が見えたりするのも同じかな。日食とか月食もそうだよ」
愛海「へー、」
141: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/02(火) 19:48:58.32 ID:n6zpmT+70
周子「勝算はある。第一に、圧倒的寡兵のこちらが城外に兵力の一部を展開してるなんて、敵の誰も予想してないと思う。
第二に、奇襲は夜に仕掛けるという固定概念を覆す。この二点かな」
愛海「さ、さすが周子さん……このあたしでも冷や汗がでてきたよ」
142: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/02(火) 19:49:37.92 ID:n6zpmT+70
見張り「ん? なんだあの部隊は」
兵「どうかしたのか?」
見張り「いや、側面の丘稜から三千ほどの部隊が来てるぞ」
143: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/02(火) 19:50:14.72 ID:n6zpmT+70
ヒュウウウウ ドスッ
兵「ぐえっ!」
144: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/02(火) 19:50:59.35 ID:n6zpmT+70
愛海「うおおおお! どけぇ!」
ザシュッ
145: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/02(火) 19:52:35.76 ID:n6zpmT+70
伝令「た、大変です! 将軍!」
王邑「なにがあった!?」
伝令「敵が奇襲を仕掛けてきました! 先鋒は潰走しつつあります!」
146: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/02(火) 19:53:22.28 ID:n6zpmT+70
周子(そろそろ頃合いかな……)
周子「よし! 総員退却! 敵が混乱してる隙に!」
敵兵「よ、よし……あいつら退却していくぞ……」
147: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/02(火) 19:53:58.41 ID:n6zpmT+70
愛海「待て待て〜! そこのおじさん、この軍の総大将でしょ?」
王邑「誰だ貴様は!」
愛海「悪いけど名乗るような名は持ってないんだ。あたしの野望のために、さっさとあの世に行ってくれる?」
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