152: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/02(火) 19:57:18.41 ID:n6zpmT+70
ガッシャーン
兵「げえっ、檻が壊れた! 虎が逃げ出したぞ!」
153: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/02(火) 19:57:52.44 ID:n6zpmT+70
美穂(落ち着いて、よ〜く狙えば……)
美穂「えいやっ!」
ドスッ
154: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/02(火) 19:58:40.55 ID:n6zpmT+70
愛海「……あちゃあ、敵の後陣が纏まり始めたか。追撃もここまでのようだね」
周子「いや待って、何だか様子がおかしい」
軍使「道を開けよ! 道を開けよ! 我こそは官軍の軍使である! 劉家軍の大将はどちらだ!」
155: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/02(火) 19:59:10.23 ID:n6zpmT+70
愛海「あれ、馮異ってまさか……」
周子「馮異? 誰だっけ?」
愛海「ほら、前に話したあの人だよ」
156: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/02(火) 19:59:59.26 ID:n6zpmT+70
〜夕刻〜
美穂「あ、あの、官軍の馮異と申します、此度は降伏を受け入れていただき……」
157: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/02(火) 20:00:37.38 ID:n6zpmT+70
周子「美穂ちゃんだっけ? 今回は、軍を纏めて降伏してくれてありがとう。
愛海ちゃんから聞いてたけど、聞きしに勝る統率ぶりだね」
美穂「そ、そんなことないですよ」
158: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/02(火) 20:01:20.95 ID:n6zpmT+70
美穂「そんな処遇でいいんですか?」
周子「もっとこき使って欲しい?」
美穂「い、いえ、そんなことないです」
159: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/02(火) 20:02:14.07 ID:n6zpmT+70
周子「だから馬鹿正直に帰るのは損だ。だったら故郷に帰って、ひっそりと暮らすという手もある」
美穂「でも今の世の中、帰郷したところで安全ってわけじゃないし、どうしようかな……」
愛海「だったらさ、あたし達のところに来なよ!」
160: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/02(火) 20:02:59.36 ID:n6zpmT+70
〜次の日〜
兵「あ、馮異殿! いかがでしたか?」
161: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/02(火) 20:04:25.16 ID:n6zpmT+70
兵「馮異殿が劉家軍に行くなら、俺も行きます!」
美穂「え、なんで?」
兵「あの敗戦で馮異殿がいてくださらなかったら、追撃で皆死んでたか野垂れ死にしてたところです。
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