17: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/01/31(日) 21:26:57.29 ID:smbC/+Dp0
〜長安〜
周子「やっと着いたぁ、ここが都か」
18: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/01/31(日) 21:27:44.62 ID:smbC/+Dp0
ﾄﾞﾝ
周子「おっと」
19: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/01/31(日) 21:28:47.51 ID:smbC/+Dp0
周子「やっぱりそうだ！ 愛梨ちゃんだよね！？」
愛梨「ど、どうして私のことを知ってるんですか？」
周子「ほら、昔あたしの家に何回か遊びにきてたじゃん。蔡陽の劉秀、周子だよ」
20: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/01/31(日) 21:29:52.56 ID:smbC/+Dp0
イヴ「トナカイのブリッツェンですよ。とってもお利巧さんなんです」
愛梨「へえ〜、すごいですね〜」
周子「ところで、愛梨ちゃんがどうして都にいるの？」
21: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/01/31(日) 21:30:27.04 ID:smbC/+Dp0
〜寄宿舎〜
周子「ふぅ……手続きは終わったし、これで晴れて書生になれたわけだね」
22: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/01/31(日) 21:31:11.43 ID:smbC/+Dp0
愛梨「難しい問題ですね。私も、勉強の合間に庸作とかしてますけど」
周子「庸作？」
愛梨「文章を書き写すお手伝いとか、そんな感じです。賃金は安いけど、勉強にもなるし一石二鳥かな」
23: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/01/31(日) 21:32:15.72 ID:smbC/+Dp0
周子「……あ、そうだ！ いいこと思いついちゃった！」
愛梨「どんなの？」
周子「蔡陽にいた頃ね、近所の農家の子が熱を出して薬を飲ませたことがあったんだけど、薬って苦いでしょ？
24: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/01/31(日) 21:33:09.98 ID:smbC/+Dp0
イヴ「えっとぉ……私は別の仕事を思いついたので、そっちをやります〜」
周子「別の仕事？」
イヴ「ねー？ ブリッツェン？」
25: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/01/31(日) 21:33:49.12 ID:smbC/+Dp0
〜しばらく後〜
26: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/01/31(日) 21:34:51.11 ID:smbC/+Dp0
周子「よしよし、順調な滑り出しだね」
愛梨「この調子なら、用意した分は全部売れちゃうかもしれないね」
男性客「お嬢ちゃんたち、辻で何を売ってるんだ？」
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