180: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/03(水) 21:12:46.96 ID:JmhlVSGn0
周子「私の処罰は陛下の御聖断のままに。
それまでは、劉家軍の指揮権は廷臣のどなたかに委任し、私は自宅で謹慎しております」
王匡(この娘、昆陽で官軍を破ったというが、政治に関しては疎いのだな。
ならば殺さず、朝廷のために働かせておくか……)
181: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/03(水) 21:13:36.49 ID:JmhlVSGn0
〜数刻後〜
周子「……」
182: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/03(水) 21:14:04.34 ID:JmhlVSGn0
周子「では、罪は許していただけるのですね?」
王匡「罪も何も、貴殿には何の罪は無いではないか。これからは劉縯殿の分も、陛下に尽くされよ」
周子「ありがたき幸せにございます。この劉文叔、粉骨砕身し、陛下のためなら犬馬の労も厭いません」
183: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/03(水) 21:15:15.83 ID:JmhlVSGn0
周子「さすがは王匡殿、素晴らしい構想ですね。感服すること頻りです。では、私はこれにて……」
王匡「またいずれ、長安で会おう。吉報を待っておるぞ」
王匡(劉秀は戦しか能が無いのだ。賊だらけの河北討伐は、あやつにまかせておけばよい。
184: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/03(水) 21:15:55.75 ID:JmhlVSGn0
〜宛〜
周子「ただいま〜」
185: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/03(水) 21:17:07.29 ID:JmhlVSGn0
周子「平気平気。面倒臭い仕事押し付けられたけど、旨みもあるよ」
イヴ「旨みって何ですか〜?」
周子「朝廷内の様子を見てきたんだけど、安楽に耽っている廷臣が多すぎる。
186: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/03(水) 21:17:45.63 ID:JmhlVSGn0
愛梨「周子ちゃん、あの……」
周子「さ、そうと決まれば出発だよ! 数日中に出陣しよう!」
イヴ「ちょっと話を……」
187: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/03(水) 21:18:29.08 ID:JmhlVSGn0
愛梨「周子ちゃん、無理してますよね?」
イヴ「はい。なんとか、皆に心配かけさせまいとしているように見えます」
愛梨「私、どうすれば……私がもっとしっかりしておけば、こんなことにはならなかったのかな……」
188: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/03(水) 21:19:24.22 ID:JmhlVSGn0
〜その夜〜
見張「馮異殿、こんな夜中に巡回でありますか?」
189: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/03(水) 21:20:37.34 ID:JmhlVSGn0
周子「……」
美穂(あれ、周子さんだ……)
美穂「周子さん、眠れないんですか?」
190: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/03(水) 21:21:03.81 ID:JmhlVSGn0
美穂「あ、あの!」
周子「悪いけど、一人にしてくれない?」
美穂「で、でも……」
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