201: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/05(金) 20:31:07.55 ID:rA0nMrfh0
周子「コホン。えー、あたしが劉秀だよ。これからあたし達は河北の討伐に向かう。
皆も知ってると思うけど、前の劉家軍の総大将にしてあたしの兄劉縯はもう亡い。
あたしはお兄ちゃんの代わりが務まるように精一杯頑張るから、皆も協力してほしい。
いろいろと至らないところのある大将だけど、皆あたしに着いてきてくれるかな?」
202: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/05(金) 20:31:42.26 ID:rA0nMrfh0
イヴ「本当はそのために、河北討伐なんていう難題を請け負ったんですか?」
周子「どのみち断れなかったよ。けど、あたしが誰にも負けない力をつけて、皆を守れるようになったら、
あたしやお兄ちゃんと同じ目に遭う人もいなくなると思う。あたしが皆を守らなきゃ」
203: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/05(金) 20:32:28.81 ID:rA0nMrfh0
〜数か月後 邯鄲〜
「劉将軍! ようこそ邯鄲へ!」
204: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/05(金) 20:33:21.11 ID:rA0nMrfh0
周子「あたしが軍神か……お兄ちゃんもそんなこと言ってたっけ。
可憐な美少女シューコちゃんとは、ちょっとイメージが違うんだけどなー」
イヴ「それに周子ちゃんは、更始帝の節を持っていますからね。
河北に安寧を齎す者として、皆から期待されているんですよ」
205: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/05(金) 20:33:55.70 ID:rA0nMrfh0
〜政庁〜
豪族「……ということで、私の領地から得られる作物は、先に提出した書類に記載されている通りでして」
206: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/05(金) 20:34:39.23 ID:rA0nMrfh0
劉林「お初にお目にかかります。劉林と申します」
周子「劉? ってことは、あたしと同じ劉氏皇室の流れをくむってことかな?」
劉林「その通りでございます。私の父は、趙繆王・劉元でございます」
207: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/05(金) 20:35:53.21 ID:rA0nMrfh0
周子「それで劉林さんは、あたしに何の用?」
劉林「申し上げます。いま、赤眉という勢力が旭日の勢いであることはご存じですか?」
周子「知ってるよ」
208: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/05(金) 20:37:02.02 ID:rA0nMrfh0
周子「え〜っとね、あたしは河北に来て日にちが浅いから、周辺勢力のことはよくわからないんだ。
だから赤眉の勢力を取り込むとか、そういう遠大な計は、ちょっと今は無理かな」
劉林「そうですか……それは残念です」
209: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/05(金) 20:37:31.87 ID:rA0nMrfh0
周子「……ようやく帰ってくれたか。イヴちゃんは、あの劉林って人をどう思う?」
イヴ「あの趙繆王の息子さんってことで、一応周子ちゃんに面会してもらったんですが、
あんまり信用してはならない人物のようですね〜」
210: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/05(金) 20:38:06.91 ID:rA0nMrfh0
〜邯鄲 街中〜
劉林「全然面白くねぇ。あの劉秀とかいう奴、お高く留まりやがって」
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