204: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/05(金) 20:33:21.11 ID:rA0nMrfh0
周子「あたしが軍神か……お兄ちゃんもそんなこと言ってたっけ。
可憐な美少女シューコちゃんとは、ちょっとイメージが違うんだけどなー」
イヴ「それに周子ちゃんは、更始帝の節を持っていますからね。
河北に安寧を齎す者として、皆から期待されているんですよ」
205: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/05(金) 20:33:55.70 ID:rA0nMrfh0
〜政庁〜
豪族「……ということで、私の領地から得られる作物は、先に提出した書類に記載されている通りでして」
206: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/05(金) 20:34:39.23 ID:rA0nMrfh0
劉林「お初にお目にかかります。劉林と申します」
周子「劉? ってことは、あたしと同じ劉氏皇室の流れをくむってことかな?」
劉林「その通りでございます。私の父は、趙繆王・劉元でございます」
207: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/05(金) 20:35:53.21 ID:rA0nMrfh0
周子「それで劉林さんは、あたしに何の用?」
劉林「申し上げます。いま、赤眉という勢力が旭日の勢いであることはご存じですか?」
周子「知ってるよ」
208: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/05(金) 20:37:02.02 ID:rA0nMrfh0
周子「え〜っとね、あたしは河北に来て日にちが浅いから、周辺勢力のことはよくわからないんだ。
だから赤眉の勢力を取り込むとか、そういう遠大な計は、ちょっと今は無理かな」
劉林「そうですか……それは残念です」
209: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/05(金) 20:37:31.87 ID:rA0nMrfh0
周子「……ようやく帰ってくれたか。イヴちゃんは、あの劉林って人をどう思う?」
イヴ「あの趙繆王の息子さんってことで、一応周子ちゃんに面会してもらったんですが、
あんまり信用してはならない人物のようですね〜」
210: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/05(金) 20:38:06.91 ID:rA0nMrfh0
〜邯鄲 街中〜
劉林「全然面白くねぇ。あの劉秀とかいう奴、お高く留まりやがって」
211: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/05(金) 20:38:53.30 ID:rA0nMrfh0
劉林「で、運勢を観るって、どうやるんだ?」
?「この水晶玉を使えば、貴方の知りたいことは何でも見えます」
劉林「そうか、なら俺の未来を占てくれ。俺の将来はどんな感じだ?」
212: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/05(金) 20:39:20.53 ID:rA0nMrfh0
?「……貴方は将来、皇帝を輔佐する丞相となるでしょう」
劉林「この俺が丞相? ははは! あんたはただの占師じゃねえと思ったが、それは大法螺ってもんだ!」
?「それが法螺じゃなくて、現実になるとしたらどう思う?」
213: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/05(金) 20:40:03.88 ID:rA0nMrfh0
王郎(藤居朋)「あたしの名は王郎、って名乗ればわかるかな?」
劉林「こ、こいつは失礼しました! 王郎って言えば、あの有名な占いの先生じゃありませんか!
古今東西、あらゆる卜占術に精通し、その占いは百発百中だってお聞きしております」
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