231: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/05(金) 20:53:53.41 ID:rA0nMrfh0
イヴ「冗談でもそんなこと言っちゃだめですよ〜。
確かにトナカイの肉は、素朴な味わいでで栄養も豊富ですけど、ブリッツェン達を食べるのは私が許しません!」
李衣菜「ごめんなさい……って、イヴさんトナカイ食べたことあるの!?」
232: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/05(金) 20:54:27.60 ID:rA0nMrfh0
周子(ってそんなことより、だよ。皆飢えてるのはしょうがないか。見ず知らずの土地で何のあても無く彷徨ってるんだから)
李衣菜「ところで周子さん、行くあてとかあるんですか?」
周子「ギクッ」
233: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/05(金) 20:55:03.74 ID:rA0nMrfh0
周子「だ、だいじょーぶだいじょーぶ。このシューコちゃんにまかせなって」
李衣菜「頼りにしてます、御大将!」
周子「は、ははは……」
234: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/05(金) 20:55:44.71 ID:rA0nMrfh0
『君子ハ固ヨリ窮ス。小人ハ窮スレバ斯ニ濫ル』
(君子はもとから困難に陥るものだ。愚者は困難に直面すると慌てふためいてしまう)
235: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/05(金) 20:56:12.12 ID:rA0nMrfh0
周子「食べ物を用意してくれたのは嬉しいんだけど、美穂ちゃんは何か食べた?」
美穂「ふえっ! も、もも勿論食べました! お先にいただきました!」
周子「そっか、それならいいけど……」
236: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/05(金) 20:56:48.54 ID:rA0nMrfh0
イヴ「どうしたんですか〜。美穂ちゃん大急ぎでどこかに行っちゃいましたけど」
周子「ねえイヴちゃん、美穂ちゃんって今日何か食べてた?」
イヴ「何も食べてないと思いますよ〜。だって美穂ちゃんは、一日中斥候とかで走り回ってますから」
237: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/05(金) 20:57:16.27 ID:rA0nMrfh0
後漢書・馮異伝に曰く、
『河北の逃避行中、劉秀は食料に窮したが、馮異がどこからか粥や薪を調達して、これを乗り越えた』
238: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/05(金) 20:58:19.31 ID:rA0nMrfh0
周子「……あっ!」
イヴ「どうしたんですか〜?」
周子「さっき、向うの丘の上に騎兵がいた!」
239: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/06(土) 18:48:42.93 ID:S1lSzqCS0
〜上谷(じょうこく)〜
呉漢(和久井留美)「こんにちは。耿一家の皆さん、いるかしら?」
240: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/06(土) 18:50:11.65 ID:S1lSzqCS0
留美「劉秀か……昆陽で百万の官軍を撃滅したという、あの英傑。
更始帝の命によって河北に来てたはずだけど、今どこにいるのかしら?」
巴「その口ぶりからすると、姐さんは劉秀の味方をするつもりなんか?」
241: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/06(土) 18:51:11.24 ID:S1lSzqCS0
グルルルル
愛海「あぁ……お腹の虫が泣き止まないよ。お腹一杯食べたいな……」
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