275: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/06(土) 19:19:03.58 ID:S1lSzqCS0
後漢書・耿弇伝に曰く、
『耿弇は、生涯で四十六の敵軍を破り、三百の城を落とし、ただの一度も敗北は無かった。
276: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/06(土) 19:20:09.25 ID:S1lSzqCS0
〜数か月後 邯鄲〜
劉林「……」
277: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/06(土) 19:20:43.28 ID:S1lSzqCS0
朋「運の落ち目なのか、この頃水晶を見ても何も映らないし、もうあたしも終わりなのかな」
劉林「そんなこと言わないでくださいよ! 俺が丞相になるって話はどうなったんですか」
朋「だってもう丞相じゃん」
278: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/06(土) 19:21:20.12 ID:S1lSzqCS0
伝令「それが、出撃しようとしたところ、敵は城門の外に土塁や堀を作っており、城に出ることが難しい状態になっております」
劉林「なんてこったい!」
朋「と、ともかく、急いで城の防備を固めないと……」
279: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/06(土) 19:21:53.13 ID:S1lSzqCS0
朋「どうして劉秀が来てるのよ! さっき伝令が来たばっかりじゃない!」
劉林「おそらく、遊撃隊だけ先行してきたんでしょう。邯鄲の防備が固まる前に、城門を突破するつもりです!」
朋「じゃあ早くなんとかしないと……」
280: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/06(土) 19:22:40.64 ID:S1lSzqCS0
劉林「もはやこれまでか……」
朋「何か無いの? この状況を打開するようなものが」
劉林「先生は隠し通路から逃げてください! 俺がなんとか敵を食い止めます」
281: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/06(土) 19:23:11.65 ID:S1lSzqCS0
王覇「お主、どこへ行く?」
劉林「ふぇっ!?」
王覇「我こそは、劉秀将軍麾下、王覇である! 貴様は王郎か、それとも劉林か」
282: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/06(土) 19:23:57.60 ID:S1lSzqCS0
朋「はあはあ……ここまで逃げれば一安心かな? これで追っ手は……」
王覇「貴様、こんなところで何をしている!」
朋「ひえっ!」
283: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/06(土) 19:24:41.61 ID:S1lSzqCS0
王覇「そんな手に引っかかると思うのか? 貴様が王郎だな?」
朋「ええっ! どうしてわかったの!?」
王覇「ほら見ろ! その反応、やっぱり貴様が王郎だ! 念のためカマをかけたのが奏功したな」
284: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/06(土) 19:25:15.02 ID:S1lSzqCS0
〜劉秀軍 本営〜
王覇「劉秀様、お喜びください!」
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