287: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/06(土) 19:27:40.32 ID:S1lSzqCS0
周子「なになに……“赤伏符”? なにこの古びた書物」
朋「その書物は、あたしが見つけたすっごい書物なの! 中には大予言が書かれていて、遠い未来のことまでわかるんだよ」
周子「じゃあこの書物の通りにしてれば、きみも虜囚なんかにならなかったんじゃない?」
288: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/06(土) 19:28:25.91 ID:S1lSzqCS0
朋「だめ……かな……?」
周子(うーん、こんな上目遣いで見つめられたら斬りにくい。どうしよっかなー)
朋(やっぱり無駄な抵抗だったか。もう諦めよう……)
289: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/06(土) 19:28:53.94 ID:S1lSzqCS0
朋「……あ、あれ?」
周子「枷を斬ったよ。さあ、早く行きなって」
朋「ほ、本当にいいの?」
290: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/06(土) 19:29:19.67 ID:S1lSzqCS0
王覇「劉秀様、先ほど、幕舎から王郎が飛び出していきましたが?」
周子「悪いけど、一日だけ捜索をやめてくれる? 一日だけでいいから」
王覇「せっかく捕らえた王郎を解き放つとは、勿体無いことです」
291: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/06(土) 19:30:19.02 ID:S1lSzqCS0
巴「周子、こんなところにおったんか。城内の掃討は粗方片づいたぞ。それで、王郎は?」
周子「そっちも片づけたよ。これで王郎が“死んだ”わけだから、鉅鹿の残党もすぐに降伏するでしょ」
巴「そうじゃな。じゃあこっちに向かってる本隊に使者をだそうか? 王郎は死んだぞ〜って」
292:名無しNIPPER[sage]
2016/02/07(日) 01:03:06.63 ID:OZUVZB44o
劉秀は王匡すら殺さずに降伏勧告したくらいだからなぁ〜
まぁ、なぶり殺しにされると思って洛陽搬送中に逃げて劉秀の配下に斬られるんだけど
293: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/07(日) 19:48:51.49 ID:O+AvpSUD0
〜数か月後 邯鄲〜
留美「……というわけで、王郎戦後の各地の状況は、以上になるわ。何か質問は?」
294: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/07(日) 19:49:41.43 ID:O+AvpSUD0
周子「使者? 何の用?」
留美「要約すると、河北討伐は大方終わったのだから長安に帰ってこないか、というところかしら」
周子「ふーん」
295: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/07(日) 19:50:22.77 ID:O+AvpSUD0
留美「とぼけないで。更始帝の言いなりになるつもりなんてないんでしょう」
周子「まあね」
留美「じゃあ決定ね……岑彭さん、こちらへ」
296: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/07(日) 19:51:01.72 ID:O+AvpSUD0
謝躬「うぬぬ……いつまで待たせるつもりだ。私は更始帝の勅使だぞ……」
岑彭「お待たせしました」
謝躬「やっとか……って、お前は岑彭じゃないか! 久しぶりだな、おい!」
297: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/07(日) 19:51:31.27 ID:O+AvpSUD0
岑彭「いやいや、大したことないよ。正直なところ、無能すぎて困ってるくらいなんだ」
謝躬「やっぱりそうか? あいつの兄も大したことなかったからな〜」
岑彭「積もる話は後だ。さあ、この部屋に劉秀将軍がいらっしゃる。俺は部屋の外で待機してるから」
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