301: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/07(日) 19:54:25.23 ID:O+AvpSUD0
周子「……首尾よく終わった?」
留美「ええ」
岑彭「しかし、外に謝躬の兵が残っておりますが、いかがいたしましょう」
302: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/07(日) 19:55:11.40 ID:O+AvpSUD0
兵「謝躬殿はいつまで待たせるんだよ」
兵「こういうのは形式や礼儀が煩雑なんだよ。時間がかかるのも無理ないさ」
拓海(確かに、時間がかかりすぎてるよな。謝躬の奴は何やってるんだ……それはそうと、周子は元気にしてるかな)
303: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/07(日) 19:56:39.53 ID:O+AvpSUD0
拓海「周子!」
周子「あれ、タクミン? 久しぶりー。元気にしてた?」
拓海「は、はぁ、到って健康だが……いや、今はそんなことを言ってる場合じゃねえ! これ、どういうことだ!」
304: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/07(日) 19:57:42.27 ID:O+AvpSUD0
拓海「アタシは……」
周子「拓海ちゃんはもう十分に、朝廷に忠義を尽くしてきた。
でもね、小義に拘って大義を忘れてしまうなんて、本末転倒じゃない?」
305: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/07(日) 19:58:19.10 ID:O+AvpSUD0
兵「馬武将軍……まさか……?」
拓海「すまんな、皆。アタシはこれより周子の家来だ。長安に帰ることはできねえ」
兵「それじゃ俺たちはどうすれば」
306: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/07(日) 19:59:19.19 ID:O+AvpSUD0
〜数日後 邯鄲のどこか〜
イヴ「本日は皆さんご多忙の中、お集まりいただきありがとうございます〜。
307: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/07(日) 19:59:51.40 ID:O+AvpSUD0
愛梨「じゃあ誰が周子ちゃんに頼んでみる?」
愛海「やっぱりここは、昔馴染のイヴさんしかいないでしょ!」
イヴ「私でいいんですか〜? なら、さっそく明日にでも言ってみますけど」
308: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/07(日) 20:00:19.53 ID:O+AvpSUD0
〜邯鄲 宮殿〜
イヴ「あの、周子ちゃんちょっといいですか〜」
309: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/07(日) 20:01:06.48 ID:O+AvpSUD0
周子「いや、そうじゃなくて、別に皇帝の位なんていらないよってこと」
イヴ「えっ」
周子「えっ、じゃないよ。あのね、まず河北一帯はまだ沈静化してないじゃん! まだ銅馬とかの叛乱勢力が残ってるよ」
310: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/07(日) 20:01:34.10 ID:O+AvpSUD0
周子「お兄ちゃんが言ってたよ。どこかの勢力が皇帝を立てれば、別の勢力が別の皇帝を立てる。
天下の兵たちはどちらかにつかざるをえず、乱世が激化してしまうって」
イヴ「あの時とは状況が違いますよ〜。周子ちゃんには是非とも皇帝になってもらって、皆を導いてほしいんですよ〜」
370Res/207.94 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。