337: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/07(日) 20:27:16.83 ID:O+AvpSUD0
後漢書・光武帝紀に曰く、
『劉秀は銅馬軍を降伏させた時、兵達がいまだ安心していないと知り、一人で巡察に赴いた。
338: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/07(日) 20:28:21.40 ID:O+AvpSUD0
周子「巡察終わったよー、お腹すいたーん」
留美「びっくりしたわ。一人で降兵を巡察するなんて」
周子「確かに不安はあったけど、まあなんとかなったよ。話してみれば皆悪い人じゃなかったし」
339: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/07(日) 20:29:27.65 ID:O+AvpSUD0
留美「周子ちゃんは、人の上に立つ器ということよ。
数十万、数百万を遍く包み込む未曾有の大器、それが周子ちゃんなの」
周子「……もしかして、留美さんはイヴちゃんとグルなの?」
340: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/07(日) 20:30:20.94 ID:O+AvpSUD0
ワーワー キャーキャー
留美「見なさい、兵たちの歓呼を。さっきまで敵愾心を持っていた両軍が、肩を抱き合って周子ちゃんの名を叫んでいる。
341: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/07(日) 20:31:38.57 ID:O+AvpSUD0
拓海「まあまあ、頭から否定することないんじゃないか」
周子「拓海ちゃんまで加担してたんだ」
拓海「無理にとは言わねえ。けどよ、少しは皆の気持ちを考えてくれよ」
342: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/07(日) 20:33:23.27 ID:O+AvpSUD0
後漢書・馬武伝に曰く、
『馬武は劉秀に、
343: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/07(日) 20:36:22.45 ID:O+AvpSUD0
〜鄗(こう)〜
美穂「あの、周子さん」
344: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/07(日) 20:37:00.40 ID:O+AvpSUD0
美穂「えっとね、他の皆からも言われてると思うんですけど、皇帝に即位したらどうかなって」
周子「美穂ちゃんまで嚙んでいるのか。こりゃ参ったね」
美穂「けど、皆さんからこれだけ皇帝になってほしいって言われているから、
345: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/07(日) 20:38:00.25 ID:O+AvpSUD0
周子「周の武王なんかはさ、乗ってた船に白魚が飛び込んできた、とか。高祖は常に輝く雲が頭上にあった、とか。
一方、あたしにはそういうのが無いじゃん。だから本当にあたしが皇帝になってもいいのかなって」
美穂「じゃあ、あの本を解読してみるのはどうですか? 何か書いているかも」
346: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/07(日) 20:38:59.53 ID:O+AvpSUD0
『劉秀ハ兵ヲ発シテ不道ヲ捕ラヘ、四夷ハ雲集シ、龍ハ野ニ戦イ、
四七ノ際ニ、火ハ主トナラン』
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