92: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/01(月) 21:00:36.76 ID:wvIGXzxa0
拓海「そこまで考えてたのかよ。なかなか見事な作戦だと思うが、周子は実戦の経験があるのか?」
周子「無いよ。そもそもこの手で人を殺したことさえ無いし」
拓海「はぁ? にしてはえらく余裕じゃねえか」
93: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/01(月) 21:01:22.98 ID:wvIGXzxa0
拓海「ウサミンみたいな呼び方やめろ……
って言うか、アタシが先に殴り込むから、お前は後に続けてこい」
周子「どうして?」
94: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/01(月) 21:02:15.49 ID:wvIGXzxa0
拓海「聞けば、今回の作戦は周子が考案したんだろ。
官軍襲来って一大事において、三軍同盟の媒(なかだち)をしれたのは周子だからな、ここで報いねえとアタシの名が廃る」
周子(それに義理堅くもあるのか……)
95: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/01(月) 21:02:47.31 ID:wvIGXzxa0
兵「ああ、荷物重いな〜。背嚢だけでどんだけ詰まってんだか……」
見張り「敵襲だ〜! 東方に敵影が!」
兵「嘘だろ!? 敵は本隊と戦ってるんじゃ……」
96: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/01(月) 21:03:36.68 ID:wvIGXzxa0
拓海(敵の戦意が低すぎる。弱兵でもあり、奇襲ということが奏功したな)
拓海「降伏しろ! 得物を捨てた者は、命だけは助けてやる!」
農民「助けてくだせぇ〜! おいら、無理やり駆り出されているんです〜!」
97: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/01(月) 21:04:29.56 ID:wvIGXzxa0
周子「……ねえ愛海ちゃん、敵の指揮官の位置がわかったでしょ?」
愛海「うん! あの周囲だけ、やけに統率がとれてるもんね」
周子「じゃ、お願いするよ。
98: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/01(月) 21:05:02.60 ID:wvIGXzxa0
愛海「どけどけ〜! 銚期様のお通りだ〜!」
ズシャ グサッ
敵兵「ぐあっ!」
99: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/01(月) 21:05:49.00 ID:wvIGXzxa0
グシャッ
隊長「ぎぃゃ〜! お、俺の腕が!!」
愛海「さあ、次はどこを潰してあげようか?」ニヤリ
100: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/01(月) 21:06:46.27 ID:wvIGXzxa0
周子「やあ愛海ちゃん。お疲れ様」
愛海「どうだった、あたしの活躍は?」
周子「上出来だよ。あんなに強いのに、武挙に通らなかったっていうのが不思議だね」
101: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/01(月) 21:07:43.64 ID:wvIGXzxa0
拓海「斥候によれば、膠着してるみたいだ。敵は本隊の野戦城塞を攻めあぐねてるよ」
周子「そっか。じゃあ、あたし達は敵の進軍してきた経路を捜索し、その道を通って敵本隊の背後を扼してしまおう」
拓海「なるほど、挟撃ってことか」
102: ◆818HMgmAXY[saga]
2016/02/01(月) 21:08:25.31 ID:wvIGXzxa0
〜同盟軍 野戦城塞〜
オオオオ ワアアアア
370Res/207.94 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。