24: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/01(月) 16:13:29.41 ID:bWmXTMuZ0
P「確認しておきたい。その何とか現象になるとどうなる?」
晶葉「ブレインロック現象。長期記憶にアクセスできなくなり、当たり前のことがさっぱりわからなくなる。常時パニックで頭が真っ白、というようなものだ」
P「それって、かなりやばいよな」
25: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/01(月) 16:15:32.16 ID:bWmXTMuZ0
晶葉「案ずるな。何もフォルダBに戻る必要はない。フォルダCの中で、フォルダBと同じ状態に持っていけばいい。仲直りさせればいいんだ。そうすれば、現実と平行世界の記憶に大きな齟齬が生じなくなり、ブレインロック現象も起きないはずだ」
晶葉「そのかわり、完全に仲直りさせるんだ。禍根を残してはならない」
P「仲直り……わかった」
26: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/01(月) 16:25:20.82 ID:bWmXTMuZ0
P「……」
卯月「ダメです、そんなの! 凛ちゃんにはアイドルとしての自覚が足りないんです!」
凛「自覚ならあるよ。卯月の方こそ、今時そんな考え方じゃダメなんだよ」
27: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/01(月) 16:26:36.60 ID:bWmXTMuZ0
P(そんな深刻な問題だったん?)
P(でも、アイドルとしての自覚が、とか言ってたし……)
28: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/01(月) 16:27:18.30 ID:bWmXTMuZ0
P「……」
P(事務所のドアの外か)
P(二人の声が聞こえる……)
29: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/01(月) 16:28:01.89 ID:bWmXTMuZ0
凛「私はいいと思うよ。アイドルだって人間なんだし」
凛「見えないところで少しくらいわがままを言うくらいは、許されてもいいと思う」
卯月「ダメです、そんなの! 凛ちゃんにはアイドルとしての自覚が足りないんです!」
30: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/01(月) 16:29:08.62 ID:bWmXTMuZ0
卯月「Pさん……」
P「二人は同じ事務所のアイドルだろ、いがみあってても仕方ない」
P「とはいっても、二人も年頃なわけだし、そういう恋愛とかに興味があるのもわからないわけじゃない。でも――」
31: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/01(月) 16:30:28.00 ID:bWmXTMuZ0
P「……」
凛「ねえ、Pもそう思うよね?」
P(この質問が飛んできて言葉を濁した後、自覚が足りない、という言葉を卯月が言った)
32: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/01(月) 16:31:39.96 ID:bWmXTMuZ0
凛「じゃあさ、私がトップアイドルになったら、結婚してね」
P「えっ」
卯月「えっ」
33: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/01(月) 16:32:32.33 ID:bWmXTMuZ0
卯月「そんなことよりも、一緒にレッスン頑張りましょう!」
凛「そんなこと?」
凛「そんなことってどういうこと」
34: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/02/01(月) 16:33:37.98 ID:bWmXTMuZ0
晶葉「Pの方こそしっかりしろ! 気を強く保て! ここは平行世界だ、現実世界じゃない!」
P「でも、卯月が……」
晶葉「サスペンスドラマか何かを見たと思え、これはかつてどこかで見たようなシチュエーションの記憶をなぞってるだけだ。ここまでこじれたら、もう矛盾の修正はダメだ、やり直すんだ」
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