過去ログ - 【ガルパン】エリカ「友情は瞬間が咲かせる花であり、時間が実らせる果実である」
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名無しNIPPER
2016/02/03(水) 09:08:54.52 ID:66SD1LGo0
重要な内容はないと思いますがちょっとだけ劇場版のドラマCD「あんこうチーム、訪問します!」のネタバレかもしれません
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2
:
名無しNIPPER
2016/02/03(水) 09:13:05.56 ID:66SD1LGo0
『フラッグ車、行動不能! 優勝校は―—』
ドッと沸きあがる歓声。
吹き荒れる拍手の嵐。
以下略
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:
名無しNIPPER
2016/02/03(水) 09:15:41.63 ID:66SD1LGo0
キューポラの縁に手をかけて車外へ這いずり出て、目の前で敵のフラッグ車を撃破したティーガーTへ向かって、全速力。
ティーガーUの上面装甲から飛び降り、着地の衝撃で転びそうになり、それでも踏みとどまって、地面を蹴る。
勢いそのままティーガーTの装甲に手をかけて駆け上り、たった今、そのキューポラから姿を現した上半身に、正面から抱きついた。
以下略
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:
名無しNIPPER
2016/02/03(水) 09:17:06.58 ID:66SD1LGo0
「―—さん。エリカさん」
エリカ「あ……小梅……?」
小梅「そうですよ。戸締りに来たら、エリカさんが眠っていたので。風邪をひきますよ」
以下略
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:
名無しNIPPER
2016/02/03(水) 09:17:53.80 ID:66SD1LGo0
小梅「じゃあ、早く帰って寝てください。 隊長になってから初めての試合ですから緊張するのは分かりますけど。隊長が寝不足なんてなったら、勝負になりませんよ。大丈夫、あれから私達も練習を重ねました。軽くあしらわれたりはしないハズです」
エリカ「……そう。そうね。いつまでも不安を感じていては、自分達の努力と技量を信じられていないということになってしまうわね」
小梅「はい。だから帰りましょう、エリカさん」
以下略
6
:
名無しNIPPER
2016/02/03(水) 09:18:55.88 ID:66SD1LGo0
エリカ「ふん……最低の夢よ」
小梅「みほさんの夢?」
エリカ「なっ!?」
以下略
7
:
名無しNIPPER
2016/02/03(水) 09:19:50.85 ID:66SD1LGo0
エリカ「……夢の話なんだけど」
小梅「はい」
エリカ「戦車道の試合をしていたわ。私は副隊長で、ティーガーUに乗っていた。隊長車はティーガーTで、乗っていたのは……」
以下略
8
:
名無しNIPPER
2016/02/03(水) 09:20:50.85 ID:66SD1LGo0
まほ「新入生諸君、黒森峰女学園へ、そして戦車道へようこそ。私は西住まほ、隊長を任せてもらっている。まずは、君達に自己紹介をして貰おうと思う。端の君から、始めてくれ」
エリカ「はい! 熊本県熊本市出身、逸見エリカです! よろしくお願いします!」
以下略
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:
名無しNIPPER
2016/02/03(水) 09:22:06.66 ID:66SD1LGo0
エリカ(この娘が……あの西住隊長の妹?)ジーッ
みほ「ふぅ……」
エリカ(何だか大人しそうだし、頼りなさそうね……大丈夫なのかしら?)
以下略
10
:
名無しNIPPER
2016/02/03(水) 09:23:01.43 ID:66SD1LGo0
小梅「はあ、はっ、はぁっ! も、もうだめぇ……」
エリカ「はぁっ、はぁっ、はぁっ!」
エリカ(くうっ……流石に、足が上がらなくなってきたわね……でも、これならギリギリ、走りきれるはず……!)
以下略
11
:
名無しNIPPER
2016/02/03(水) 09:24:42.22 ID:66SD1LGo0
「隊長。最速組が帰って来ました」
まほ「そうか、ありがとう……思ったより速いな」チラリ
以下略
12
:
名無しNIPPER
2016/02/03(水) 09:26:16.13 ID:66SD1LGo0
〜〜
エリカ(初めての練習試合……! ここでしっかりアピールしないと……!)
みほ『こちら偵察部隊、パンター1号車。M00670地点でフラッグ車を含む敵部隊を発見。全5両、フラッグ車を中心に一列縦隊で南西へ向けて進撃中です』
以下略
13
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名無しNIPPER
2016/02/03(水) 09:27:38.56 ID:66SD1LGo0
エリカ「……2号車、到着したわ。1号車、聞こえる?」
みほ『はい。これから私達で敵部隊を後方から攻撃、これは敵を怖気着かせない為にわざと外します。それから逃走するように見せかけて、敵部隊がこちらの主力部隊に側面を晒すようにおびき出します。敵部隊が追ってきたら、全速力で事前に連絡したルートに沿って移動してください。あと、敵が部隊を分散して挟み撃ちを狙ってくる可能性もあるので、敵の数には注意を払うようにお願いします』
エリカ「隊長は一気に、って言っていたからフラッグ車も連れていかないといけないわ。ついてくるかしら?」
以下略
14
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名無しNIPPER
2016/02/03(水) 09:28:14.22 ID:66SD1LGo0
エリカ「……アナタ、あの短い指示でそこまで汲み取ったわけ?」
みほ『えっ? 汲み取ったというか、何となく分かるというか……』
エリカ「流石は妹、ってことなのかしら……まぁいいわ。攻撃の合図はそっちに任せる」
以下略
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名無しNIPPER
2016/02/03(水) 09:29:29.72 ID:66SD1LGo0
「黒森峰女学院の勝利!」
小梅「やった! 私達の勝ちですね!」
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名無しNIPPER
2016/02/03(水) 09:30:38.12 ID:66SD1LGo0
まほ「何か分からないことや相談があればいつでも聞いてくれ……それから、みほ」
みほ「……はい」
まほ「陽動の手腕は見事だった。が、ルート取りが少々甘かったな。回避行動をとりやすい道を通って来たようだが、もう少し素早くおびき出せたはずだ。無理な最短を目指す必要はないが、迅速さは重要だ。敵に考える時間を与えるとこちらの作戦を読まれる可能性は高くなる。陽動は一両でも残っていれば成功する。忘れるな」
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17
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名無しNIPPER
2016/02/03(水) 09:31:35.44 ID:66SD1LGo0
みほ「……」
エリカ「……そんな世界の終りみたいな顔するんじゃないわよ。隊長は褒めてくれてもいたじゃない」
小梅「そうだよ。あれだけ指示を出せるんだもん、みほさんはすごいよ」
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名無しNIPPER
2016/02/03(水) 09:32:37.24 ID:66SD1LGo0
みほ「で、でも……私は西住流に生まれたってだけで、お母さんやお姉ちゃんとは全然違って、ダメダメだし……」
エリカ「そんなに自分を卑下しない!」
みほ「はっはい!?」
以下略
19
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名無しNIPPER
2016/02/03(水) 09:33:28.21 ID:66SD1LGo0
エリカ「……まぁ、言った手前もあるし。もしもそういうことになったら、サポートしてあげるわよ」
みほ「……ありがとう、逸見さん」
エリカ「なっ何に対するお礼よ! あくまでなったら、の話なんだから!」
以下略
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名無しNIPPER
2016/02/03(水) 09:34:13.53 ID:66SD1LGo0
小梅「ヒューヒュー♪」
エリカ「何がヒューヒューよ! いつまでも西住妹は可哀想だし……かと言って西住だと隊長に失礼と言うか、いらぬ誤解を生みそうじゃない! 消去法よ、消去法!」
小梅「素直じゃないんだから」
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名無しNIPPER
2016/02/03(水) 09:35:32.49 ID:66SD1LGo0
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みほ「……」
エリカ「就任おめでとう。副隊長さん」
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