40:名無しNIPPER[saga]
2016/02/03(水) 22:16:05.28 ID:eROB17h/0
「そんな――自分、良い子なんかじゃないぞ! 本当にもう、続けられないんだ。
いきなりそんなワガママ、聞いてもらえるわけ――」
「元々、響ちゃんありきの番組なのよ。
響ちゃんがやれないっていうのなら、アタシ達はそれに従うだけ」
ディレクターさんは、濃ゆい顔をグイッて自分に近づけて、ウインクしてみせた。
「やりたいこと、やらなきゃいけないこと、あるんでしょう?
女なら最後まで頑張りなさい」
ディレクターさんはそう言うと、近くに停めていたバイクに跨った。
へぇ、バイクで来てたんだ。
「アタシもちょっと、峠を攻めてくるわ。それじゃあね」
「――ありがとう。本当にありがとう、ディレクターさん!」
ピンクのヘルメットを被って親指を立てて、颯爽と走り去るディレクターさん。
その先は――。
あ――そうだ、あの道だ。思い出したぞ!
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