過去ログ - 連続パンティひったくり事件の真相
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2: ◆sBucZPdbnc[saga]
2016/02/07(日) 09:00:04.49 ID:gEFhjzwZ0
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すっかりオレンジに変わった夏の西日が、私の影を背後に長く長く伸ばしている。この方向で助かった。きっと私だけがそう考えていた。
時刻は午後17時くらいだろう。
遠くなりつつあるグラウンドの掛け声に背中を押されながら夕日に向かって帰路をゆく。私はそんな連中の中に紛れて居た。
彼らは私を含め十数人ほどで、それぞれバラバラに歩いているのだが、もう10分も後には、たった2人にまで減るだろうことを私は知っていた。
つまりは、私と、彼女だけになる。そういうことだ。
そのためにも、20メートル先を行く彼女を見失わないようにしなければ! 私は犯人を尾ける探偵のような気分でいた。
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