過去ログ - ロック「お前その髪型なんだよォーー!」レヴィ「?」
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11:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/07(日) 23:50:55.21 ID:Ck1A9DE4O


終いには馬鹿馬鹿しくなって、意味のない就活はやめた。

どこかで旭日重工が手を回している可能性もある。いや、そう考えること自体、あの会社に対する未練なんだろう。

新卒でもない俺がどう足掻いても、あんな大企業に再就職できる見込みはない。

サラリーマンだけが人生じゃない、そう考えようとしても、心の中が寒々としてくるのをどうすることもできない。


レヴィやダッチとワルの世界を駆け回ってた時の、イキがってた俺はどこへ行ったんだ。


ロアナプラ。あれは現実にあった世界なのか。何もかもがただの幻だったように思えるのはどうしてだ。


友人を誘って飲みにでも出れば気が晴れるかもしれない。そうも思ったが、今の自分の境遇を考えると気が引けてしまう。

結局、とうとう一人で居酒屋をハシゴする羽目になった。


周囲はスーツにネクタイを締めたサラリーマンばかり。楽しげに歓談してる連中も、激しい口調で上司や会社の方針を批判している奴らも、みんな自分の居場所を得て活気づいている。
ポロシャツにジーパン姿でひとりぼっちの俺は、この上なくみじめな気分を味わいながら泥酔していった。


……翌朝、俺は家からそう離れていない公園のベンチで目覚めた。



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