過去ログ - ロック「お前その髪型なんだよォーー!」レヴィ「?」
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23:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/08(月) 01:45:12.04 ID:dWRZK1EvO


重くのしかかる絶望感とは裏腹に、口元には薄笑いが浮かび、腹の底から妙な笑いが噴き上げてくる。
これが開き直りってやつなのか。


いいさ。もう現実には何も期待しない。これからは引きこもり無職ニート岡島緑郎として生きていくんだ。
こうなったら親父やおふくろを徹底的に失望させてやろうじゃねえか!


まずはあのゲームをクリアしなければ! 畜生っ、レヴィやダッチにコケにされて引き下がってられるか!

あのゲームの中でなら俺は海賊ロック様になれる! やってやるぞ、海賊王ロック様の誕生だ!


海賊王に、俺は、なる!



う わ は は は は は は は !



俺は両手を滅茶苦茶に振り回し、奇声を上げながらオフィス街を走った。

スーツを着た若い「ビジネスパーソン」(pゲラ)たちが立ち止まって見てる。みんな思ってんだろ? 「あー、とうとう壊れちゃったねあの人」とか。

今さら「とうとう」もクソもねえよ! とっくの昔に終わってんだからよ!


走りながらネクタイをむしり取ってワイシャツを脱ぎ捨てたら、胸に大きく「S」の字を書いた青いシャツが現れてそのまま空を飛べそうな気がしてきた。
そりゃ違うだろって。俺は海賊王ロック様なんだからよ。

む? 赤信号だと? 面倒くせえなここで信号待ちなんかしてたら格好がつくかよ。華麗に走り抜けてこそ海賊王よ!


ハッ、やっぱりお約束通りトラックが突っ込んできやがった! ドーン!


・・・・・・・・




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